歌うように語ろう

観劇や観戦(主にフィギュアスケート)等について語るブログです
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2012年観劇-感激覚書

2012年12月20日 | 観劇関係

今年もいろんな舞台を見る機会を得ました。

今年後半は、親族の体調問題があり大幅に趣味を控えるようになったので前半が多いですが、特に良かったと思う舞台を

いくつか思い出とともに記しておきたいと思います。

来年も親族の体調次第ですが、おそらく今年後半並に出かける機会は減りそうですので、楽しかった記憶を反芻する、ほとんど

自分の自己満足です。まあブログ自体そんなようなものですよね。

 

*東宝「エリザベート」(5月~6月)

まだいろんな意味で余裕があった頃なので、何回か通いました。トート3人とシシィ二人、ルドルフ3人それぞれ見ることができました。

さすがに全部の組み合わせは見られませんでしたが、やはりエリザは私の中でも屈指のお気に入り演目だけあって、毎回細かい発見や

ささやかな感想が折り重なってゆきました。

今年のエリザツアーで注目を浴びたのは、やはり本家でトートを演じているマテ・カマラスさんが日本語でトートを演じたことでしょうか。

賛否両論ありましたが、私はマテトートやっぱり好きです。心なしか、ウィーン版より大人しめのトートのように感じましたが、日本のシシィに

あっちのノリで野性的に演じてしまうと合わない気もしますし、それはそれで良かったのかなと思います。

シシィは春野さんと瀬奈さん両方それぞれにいいところがあると思いますが、一つだけ疑問だったのは春野シシィが「私だけに」を笑顔で

ずっと歌っていたこと。リプライズのところではなくて最初のいさかいの後の「私だけに」です。

私の解釈のシシィとは違った考え方で演じられたのでしょうし、もちろんおかしいとか難癖をつけるわけではないですが、半年たった今でも

記憶に残るくらい、私の中では新解釈なシシィでした。

 

*CLUB SEVEN 8 Stage(8月)

このシリーズで観劇するのは2回目になります。今回は男性キャストのみ。女性キャストがいた前回とはやはり部分的に大きく変えた部分も

ありましたが、50音順などはそのまま。難しいことは考えず、エンターテイメントに徹していて理屈なしに楽しめる舞台でした。

部分的にキャストもインアウトあり。ジャニーズの方が入ったのは初めてだと思いますが、TVへの露出より舞台畑でずっとキャリアを積んでいる

方なので思ったほど違和感なかったと思います。

おじ…もとい、おにいさん組とヤング組でそれぞれ持ち味がミックスしていて楽しい舞台です。また、時期は知りませんが次の公演が決まっている

らしいと風の噂で聞きましたが・・・次は行けないかな。ご縁があればまた観たいですね。

 

*フランス版 ロミオとジュリエット

全体的に安定したクオリティで大いに楽しめました。2つの理由で特に記憶に残っています。

理由その1.上演中に地震発生。微妙に動揺する観客席をよそに、舞台はそのまま続行。地震耐性は日本人の方が高いはずですが、

演技に入っている役者さんはさすがにプロです。ともあれあまり大きな地震でなくて何よりでした。

理由その2.ジュリエットアンダーの回に当たった。格別体調不良というわけでもなかったようなので、理由は分かりませんが発表されていたキャストではなく

アンダーのジュリエットで拝見しました。1回しか見なかったので、本来のジュリエットも見たかったですが、アンダーのジュリエットも十分良かったので

不満ではありません。

個人的にはカテコの時に大公様がすごく煽っていたのと、スキンヘッドの大柄な方だったのとで、ものすごくインパクトを感じ忘れられません。

大公様(のキャストさん)、また日本に来てくださいね。

 

*ウイーン版 初演20周年記念コンサート エリザベート

本来のミュージカルとしてではなく一応コンサートと銘打っての公演でしたが、ちゃんと衣装を着てダンスも結構入っていたので、ほとんどミュージカルを

そのままみている気分で堪能させて頂きました。

エリザベートを長年演じられていた、マヤ・ハクフォートさんが今回のツアーをもってエリザベートを卒業ということでしたが、やはりさすがの歌唱力と

存在感に圧倒されました。

私は歌だけでしたらピアさんや現役のアンネミッケさんの歌もかなり好きなのですが、トータルで語るならばやはりマヤさんのシシィは特にすばらしいと

思います。シシィの威厳や孤独感、感情の動きがとてもよく伝わってきます。

今後マヤさんのシシィが見られなくなるのは残念ですが、最後に生で拝見できて満足です。

マヤさん、今までシシィ役お疲れ様でした。

 

以上、他にもよい舞台はありましたが、特に記憶に残るもののみチョイスして簡単な覚え書きとさせていただきます。

また来年以降もいい舞台と出会えることを願っています。


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