二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

おススメSS ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース

2015-12-26 00:30:39 | おススメSS

ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース

ガルパンSSです。
戦車道と共に礼儀を弁え、信義を重んじ、
男らしい教養の高い立派な紳士を育成する事を目指した「歩兵道」がある世界のオリジナル要素がある世界です。

この歩兵道は戦車道は非常に親密な関係を持っており、歩兵道を嗜む男性は、戦車に乗る女性を守る事が出来るので、
男性からすれば、戦車に乗っている女性を守るのは名誉な事であり、また女性にとっても歩兵の男性に守られる事は憧れである。

という世界観で、オリジナルキャラろ原作キャラとのカップリングなどがあり、
物語の展開も原作にない高校との対決が描かれており、オリジナル要素が嫌だという方には正直おススメできません。

しかし、戦車道に随伴歩兵という概念を盛り込んだSSはここだけであるのと、
史実で名を馳せた船坂軍曹をや某ウィキに嘘を言わせなかった人物をモデルとするキャラが登場しており、
原作よりも厳しい戦いと逆境からの逆転劇の熱い展開と合わさってオリジナル要素が気にならなければ問題ない出来です。
何よりも2013年から連載し現在まで更新を継続できている点でもSSの世界でも貴重な作品なので、ぜひ見てください。


大洗女子学園・戦車格納庫内………

学園祭で展示する為に、今まで以上に綺麗な整備を行う必要があり、
更にコレまで試合で酷使して来た事もあり、本日は大洗歩兵部隊の面々を加え、全ての戦車のオーバーホールが行われている。

結構広かった戦車格納庫内は、大洗機甲部隊の面々が集結した事もあり、手狭となっていた。

「それにしても惜しかったです~………」

と、Ⅳ号の砲身を磨いていた優花里が、残念そうにそう呟く。

「? 自分の企画が通らなかった事?」

そんな優花里に、沙織がそう声を掛ける。

「それも有るのですが………西住殿のサイン会の企画が通らなかった事がです」
「あ、そっちなんだ………」

優花里がそう返すと、沙織は苦笑いを返す。

「優花里さん。私はサイン会なんか開く様な大それた人じゃないよ」

当のみほも、優花里に向かってそう言い放つ。

「何を仰られるのですか!
素人ばかりだった私達がココまで勝ち進んでこれたのは、
間違いなく西住殿の手腕です! 今や他校や戦車道の界隈では注目の的なんですよ!!」

すると、優花里はトンでもないと言う様にそう返し、自分の鞄を持って来たかと思うと、そこから1冊の雑誌を取り出す。
それは、全国大会中に出版される、月刊・戦車道と月刊・歩兵道の合同誌だった。

「ホラ! こんなにも大々的に取り上げられているんですよ!!」

優花里はそう言い、
その雑誌のとあるページを開いて、みほに向かって見せる。

そこには、プラウダ&ツァーリ機甲部隊との試合の時に、
索敵の為にキューポラの上に立ったみほの姿を捉えた写真と『大洗の軍神・西住 みほ』と言う見出しが描かれていた。

「おおっ! カッコイイッ!!」
「みほさん、凛々しいですね」
「正に軍神の貫禄だな………」

その写真を見た沙織、華、麻子がそう感想を漏らす。

「ふええっ!? こ、こんなの描かれてたの!?」

しかし、自分が雑誌の記事になっているなど夢にも思っていなかったみほは、真っ赤になって動揺する。

「何だ何だ?」

「如何かしたの? みほちゃん?」

「あ、それ、月刊・戦車道と月刊・歩兵道の合同誌ですか?」

と、その声を聞き付けた地市、了平、楓がみほ達の元へ集まって来る。

「ああ、皆さん! 見て下さい! 我等が西住殿の特集記事ですよ!!」

即座に優花里は、その3人にもみほの記事のページを見せる。

「おお! スゲェッ!!」
「みほちゃん、マジ軍神!!」
「コレは………凄いですね」

途端に地市、了平、楓もそんな感想を漏らす。

尚、気になる記事の内容は………

『20年ぶりに戦車道・歩兵道の全国大会へと出場して来た大洗女子学園と大洗国際男子校からなる大洗機甲部隊。

当初は、戦車の保有台数、
歩兵部隊の規模、戦車の車種や装備の種類などもあり、弱小校の記念出場と思われていた。

しかし、第1回戦に優勝候補のサンダース&カーネル機甲部隊を撃破。
その後も、2回戦にてアンツィオ&ピッツァ機甲部隊………
3回戦にて地走機甲部隊………

4回戦にて鉱関学園を破り、
今大会のダークホースとなったパシフィック機甲部隊………

そして先の5回戦では、
昨年の優勝チームであるプラウダ&ツァーリ機甲部隊を辛くも撃破。

まさかの6回戦進出を果たしている。
この偉業に、勝ち進んでいる各校の機甲部隊は、大洗を警戒。
今や今大会最大のダークホースとして注目を集めている。
この機甲部隊の総隊長を務めているのが西住 みほ………

戦車道・歩兵道の名門である黒森峰に在籍経験を持ち、
戦車道の本家と言われている西住流の人間である。
他校と比べて戦力に置いて圧倒的に寡兵である大洗機甲部隊が、
ココまでの快進撃を続けているのは、先の試合で登場した優秀な支援部隊と運もあるが、
何より彼女自身の指揮能力の高さが物を言っている。

西住流と言えば、
圧倒的戦力で相手を蹂躙すると言った正面からの戦いを得意とする流派であるが、彼女の戦い方は西住流のソレとは大分異なる。

相手よりも劣った戦力を巧みに操り、
様々な作戦や戦術・戦略を駆使している彼女の戦い方は、臨機応変と評するのが相応しい。
その為、一部では彼女の戦い方は『大洗・西住流』と呼ばれている。

尚、彼女は5回戦の試合後に、西住流の現師範であり、
実の母親である西住 しほからお叱りを受けているが、それに反発し、正面からの戦いを宣言。

もし、大洗機甲部隊がこのまま勝ち進んだ場合、黒森峰と当たるのは決勝戦となる為………
今年度の決勝戦では『西住流VS西住流』の戦いが拝めるのでは、という期待の声も出ている。
何れにしても、今年度の最注目チームは、彼女の率いる大洗機甲部隊で間違いないだろう』

………と書かれている。

他にも『大洗の白い悪魔』、『変幻自在の戦車道』、
『鮟鱇マークの死神』、『天才策略家』、『奇跡の西住』、『魔術師みほ』などなど、様々な渾名が付けられている。

「い~な~、みぽりん。1人だけこんなに特集されて~。きっと全国からファンレター来ちゃうよ~」

一通り記事を読んだ沙織が、みほの事を羨ましがりながらそう言う。

「悪魔に死神って………」
「まあ、こう言った渾名と言うのは総じて物騒なモノだからな」

一方のみほは、付けられていた渾名の中に物騒なモノが有るのを見てショックを受け、麻子がそうツッコミを入れる。

「他にはどんな事が書かれているのでしょうか?」

とそこで、他にも何か書かれているのではと気になった華が、雑誌のページを捲った。

すると、捲った先のページには………
燃え盛る炎を背に、ベルト給弾式の弾薬を身体に巻き付けて、
SGMBを持って構えて撃っている弘樹の姿の写真が掲載されていた。
周囲にはプラウダ戦車隊の戦車の残骸と、戦死判定を受けて倒れているツァーリ歩兵部隊の歩兵が転がっている。
見出しには、『蘇った英霊・舩坂 弘樹』と描かれている。

「! 弘樹くん!」
「舩坂くんの記事も有ったんだ!」
「まあ、アレだけの活躍をすればなぁ………」

それを見たみほと沙織が驚きの声を挙げ、対照的に地市は当然だと言う顔をする。

「オノレェ、雑誌で全国デビューだなんて………ファンレター来たら、分けて貰おうかな?」
「了平………段々と見境が無くなって来てますよ」

すっとぼけた事を言う了平に、楓の毒に入ったツッコミが飛ぶ。
尚、弘樹の方の記事の内容はと言うと………

『そんな軍神・西住 みほの乗る戦車を守っている随伴歩兵分隊の分隊長である舩坂 弘樹。
何と彼は、あの『生きている英霊』と言われた太平洋戦争で活躍し、戦後の日本で歩兵道の普及に努めた伝説の歩兵………
『舩坂 弘軍曹』の子孫である。

1度死んで蘇ったと言う伝説を持つ舩坂軍曹の子孫だけあり、
その活躍ぶりは他の大洗機甲部隊の歩兵と比べて、頭1つ飛び抜けている。

第1回戦のサンダース&カーネル機甲部隊の試合では、敵の包囲網を突破し、M2重機関銃を持って構えると言う離れ業を披露。
2回戦であるアンツィオ&ピッツァ機甲部隊の試合では、背後の崖を下ると言う大胆な戦術で相手を攪乱………
3回戦、地走機甲部隊との試合では、九七式自動砲でフラッグ車撃破をサポート………
パシフィック機甲部隊との4回戦では、あんこうチームを助けて、フラッグ車を単身撃破………

そして、5回戦となるプラウダ&ツァーリ機甲部隊の試合では、
敵陣に単身潜入し、相手に多大な損害を与えると言う獅子奮迅の活躍………

更に、ジョーイ・ミヤギ、フォルゴーレ、蛙、
カジキ、ラスプーチンと言った各歩兵部隊のエースに、全て単独にて勝利を納めている。

終いには、戦車道に於いては神にも等しい西住流へ宣戦布告。
英霊の血を引く者として違わぬ活躍を見せている。
彼と西住 みほの率いる大洗機甲部隊の活躍に、私自身も目が離せないのが実情である』

………と、記されている。

みほと同じく、他にも様々な渾名が付けられており………

『大洗の鬼神』、『随伴歩兵(戦神)』、『アンガウルからやって来た亡霊』、『生まれながらのパーフェクトソルジャー』、『異能生存体』、『触れ得ざる者』、『カオスを体現する男』と言ったものがある。

「流石は舩坂殿です!」
「な、何か舩坂くんだと、物騒な渾名も様になっちゃうなぁ~………」

優花里が目をキラキラさせてそう言うと、沙織が苦笑いしながらそう呟く。

「? 小官が如何かしたか?」

とそこで、交換する部品を持って来た弘樹が、自分の名が呼ばれているを聞いてそう尋ねる。

「あ、弘樹くん………う、ううん、何でも無いよ」
「? そうか? ところで、コレは何処に置けば良い?」

みほがそう返すと、弘樹は首を傾げながらも、持って来た部品について尋ねる。

「あ、うん、コッチにお願い」
「了解した」
「さて、そろそろ作業に戻ろうぜ」

そこで地市がそう言い、一同は改めてⅣ号のオーバーホールへと戻るのだった。








ガールズ&パンツァー劇場版 2016カレンダー 壁掛け A2【Amazon.co.jp限定】ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート 〜Herbst Musikfest 2015〜 (オリジナル三方背ケース付) [Blu-ray]ガールズ&パンツァー 冷泉麻子 卓上ミニ傘劇場版> [Blu-ray]ワールド タンク ミュージアム フォー ゲーム 東部戦線ガールズ&パンツァー 戦車道、極めます! ライバルは宝物BOX





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヴァルハラの乙女 第20話... | トップ | 【予告】ヴァルハラの乙女 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

おススメSS」カテゴリの最新記事