「イヤなものだ・・・自分や同期の後ろめたいことが分かるなんて」
―――――山本五十六、平成世界の歴史を知って。
「向こうの自分は何をしていたっ!?
手段がないとはいえ特攻など統帥上の外道なのは明白であろう!!
戦闘機無用論といい、つくづく己の未熟と浅はかな考え、無能が憎たらしい・・・」
―――――大西瀧治郎、神風特攻の創設者が自分であることを知って。
「こうして見る私の暗殺を防いでいるのも含め、
歴史の転回点において夢幻会は常に最適解を選択していたのが分かる。
・・・夢幻会の人間は未来人という噂もあながち間違いでないかもしれないな」
―――――永田鉄山、同じく未来の歴史を知って。
「戦艦「大和」など不要。
それよりも隠密爆撃機と大陸間弾道弾の大量生産を行い独逸を打倒すべし。
かの世界のように核による相互破壊が発生しない今ならば帝国は必ず勝てる」
―――――源田実、冷戦史を知っての主張。
「野郎ぶっ殺してやる!!(派閥争い的に)」
―――――古賀峯一、上記の主張を知って激怒する。
「見よ!『縦に』砲身を2つ並べることで被弾面積を最小化させたこの4連装砲を!!
この構造を新戦艦に採用すれば16インチ砲を16門搭載可能でこれならば『向こうの大和』に投射量でかつる!!」
「帰れ!!」
―――――余計な知識を得た平賀譲と常識人の牧野茂のやり取り。
「帝国軍人だけど何か質問あるっ・・・と」
―――――東条英機。
銀座の門を通じて繋がったインターネットから某掲示板に書き込む。
「『アリソン』と『キノの旅』は我が青春」
―――――近衛文麿。
平成日本から取り寄せたラノベ小説に感動の涙を流す。
「くぎゅうううううううううううううう――――!!!」
―――――富永恭次。
「ゼロの〇い魔」を鑑賞して釘宮病を発病する。
「産廃扱いの扶桑が平行世界ではこんなにもたくましい戦艦になるとは、ふぅ・・・」
―――――江田島五郎、昭和日本の戦艦「扶桑」を見て。
「なぁに、普段用、保存用、布教用を備えるのがオタクってモンだから」
―――――伊丹耀司、仕事をサボって日本軍相手にオタク趣味を布教する。
「伊丹のアホはどこだ!出てこい!!」
―――――その伊丹を探す柳田明。
「エルフで百合ファザコンってキャラ濃いっすねー」
「・・・どちらかと言えば業が深い気がします」
「見ていないで助けてくれませんか!?」
―――――黒川に絡む酔ったテュカについて倉田、富田が論ずる。
「で、デートしませんか!船坂軍曹!」
―――――栗林志乃、勇気を振り絞ってデートに誘う。
「男同士の友情を確認したかっただけですわ!」
―――――ボーゼス・コ・パレスティー。
自衛官と日本軍の入浴をのぞき見しようとして警務官、憲兵の御用となる。
「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!?」
「駄目だ、腐ってやがる・・・遅すぎたんだ」
―――――ボーゼスに対する警務官、憲兵の嘆き。
「これから我々はどうなるのでしょうか・・・」
「知らぬ。
とはいえ助かった命だ。
今は英気を養うとしよう・・・」
―――――リィグゥ公王、デュラン国王、自衛隊の病室にて。
「お久しぶりです・・・」
―――――とある貴き人物がテレビ画面越しで親子対面を果たす。
まぁ、話は進んでないが^^;