ジェンサンからダバオに戻って来たのは午後の4時頃だったと思う。
この地図の赤い斜線のところがバス駅で、その日のうちにタグムの町のホテルまで到着する必要があった。
バス駅のそばにタクシ-ランクがあるので、そこで1000ペソでどうだと持ち掛けて、すぐに走り出した。夕方までにホテルに着かないといけないし、何人かのフィリピン人の知り合いと海鮮料理の店に行くことになっていたからだ。レストランは以下だ。
タグムという町はダバオからバスで渋滞がなければ片道2時間ほどで、地図を以下に示す。
この赤線の部分(片道3時間ほどかかる、渋滞があるので)を、ダバオのバス駅からその日のうちに移動して、青線の部分を翌日にダバオ空港まで戻り、その日のうちにマクタン空港まで飛んで、さらに到着直後にマクタン島のロ-カルフェリ-でセブ島のホテルまで移動する予定だった。かなりの強行軍だ。
元々の希望は、カパロングからダバオに戻らないで、次の地図のように単純にタクシ-でそのままミンダナオ島北西部の町、Dapitan、まで行って1泊して、次の日に1時間ほどフェリ-に乗って目的地の
Dumaguete まで移動することだった。
赤線の部分がタクシ-で約500kmなので、片道数万円だが、途中、ミンダナオの主要部を横切る旅なので猛烈に楽しみにしていたのに、タクシ-を手配することが結局出来なかった。理由は、途中の山地がモスレムの影響が非常に強いところで、運転手たちが通過するのを怖がったためだ。
運転手の宿泊代とかは別に出すし、相場より3割増しでと交渉してもらったのに、太い赤枠の部分が怖いらしく、タクシ-では行けないことが分かった。バスでは時間がかかりすぎるので問題外だし、ダバオからマクタンまで飛行機になってしまったのが残念だ。
結局、緑の部分を飛んで、黒線部分をフェリ-で移動する事になってしまったが、それはそれで知見を得ることにはなった。
で、この日は、ジェンサンからダバオのバス駅まで戻ってきて、元々の予定通り、タクシ-でタグムまで行って、翌日のタグムからカパロング経由でダバオ空港に戻るのも同じタクシ-で 頼むことになった。理由は、タグムの町はかなり大きいのに、タクシ-が手配できなくて、トライシクルしかないと言われたからだ。
上のパノラマ画像はタグムの町のほぼ中心部にある、ロビンソンズというモ-ルの辺りだ。この中には日本のDAISOもあるので、規模は理解できると思う。ロビンソンズというのは、日本で言えば西友かイトーヨーカ堂みたいなもので、主要な場所には必ずある。
以下の短縮URLはタグムの町の別の主要部分のパノラマ画像だ。タグム到着は夜だったし、翌日朝の7時にはホテルを出てしまったので、自分で撮ったタグムの画像はない。
このパノラマはタグムからカパロングに向かう大きな交差点で、別のモ-ルもあるし、決して田舎町ではなく、ダバオからミンダナオ北部の町に向かう主要なハブだと理解できる。でも、ダバオからは相当遠いので嫌になる。
2年後にカパロングの町に国際空港が完成するのも十分理解できる。カパロングは広大な田園地帯だが、それ自身、北部への交通の要所でもあるからだ。カパロングは、最初恐れていたほどの田舎という訳でもなかった。千葉県の水田地帯と思えばよい。辺り一面田んぼになっている。
次の画像はカパロングで用事を済ませ、タクシ-でダバオ空港に戻るために、主要な道路に差し掛かった時の場面だ。用事があった場所からは数百メ-トルしか離れていないだろう。
白い建物はカパロングの市庁舎だ。
この記事の残りの部分ではカパロングからダバオ空港に戻る時の様子を順に画像で示す。
まだカパロングの町中、トライシクルばかりだ。
これらはすべてカパロングの中心部から1km以内と思ってよい。
最後の画像のバスはダバオのバス駅とカパロングを結ぶ「メトロ」バスだ。タクシ-を使わなかったら、このバスしかないが、カパロングからダバオまでは片道5時間くらいはかかってしまう。
海沿いの道路に出て、タグムとダバオの間にあるパナボという大きな町に差し掛かると、
こんな感じだ。
この海岸道路で印象に残ったのはヤシ並木で、次の画像になる。
片側3車線の気持ちの良い海岸道路で、トライシクルが走ってなければフィリピンだと気が付かないと思う。然し、この並木道はダバオに近づくとなくなってしまう。
道は依然として広いがヤシ並木がない。
そして、ダバオに更に近づくと 1時間ほど手前から市街地が出てきて、この後はひたすら渋滞を我慢してダバオ空港までたどり着くことになる。
次の記事では、ダバオ空港から、マクタン空港、ロ-カルフェリ-でセブのホテルまでを掲載する。
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