ある日、走行中に車両の状態がおかしくなった。トルクが出ないのだ。過給圧がかかっていない状態。
走行距離75,000kmでの症状。そろそろ本格的なメンテナンスをしなければならないだろうか。
アイドリングは不安定で、800rpmを維持できず、ストールしそうになる。エンジン停止は再始動出来かねない状態になるかと思ったので、とりあえずそのまま帰宅。そして、エンジン停止して再始動、アイドリング不安定。
エラーコードP24A5というもので、EGRバルブの固着が原因のエラーのようだ。
EGRバルブが閉じたまま固着しているならば、アイドリングは安定するはずだが、アイドル不安定ということはEGRバルブが開いたままで固着したのだろう。どこかから脱落した煤の塊が詰まったかな。
EGRは排気ガス再循環といい、NOx軽減の切り札である。ディーゼルエンジンはこの、なしには排ガス規制をクリアできないため、ほぼ必須のアイテムだが、ディーゼルは排気ガスに含まれる煤もインテークに戻すため、煤の体積が生じていろいろ不具合が生じる。インテークマニフォールドの閉塞なども生じる。
ガソリンでもEGRを燃費向上の為に使っている車両があるがそういう燃費スペシャルの車両は煤の排出もすくないのかガソリンのEGRのトラブルは少ないように思う。多少はあるんだろうけどね。
エンジンチェックランプが点灯した翌日の夜、ちょっとドライブをしてみた。エンジンはちゃんと始動するがやはりチェックランプは点灯する。煤の塊が固着しているのなら何かのタイミングで煤が脱落しないかと期待。
その翌日、ディーラーに持ち込む相談をしてディーラーに、あれ?チェックランプが点灯しない。
車両の履歴にエラーコードが残っていたので、やはりEGRバルブの固着が原因のようだが、今は動いているらしい。なので今は問題ない状態に戻ったが、そのうち同じ症状が生じるだろう。