着物を着てお太鼓という一般的な帯結びをする際、帯結びの仕上がりの形自体は同じでも、実はそのやり方の工程は様々です。
ただ、大きく分けるならば手結び用枕を用いたやり方と、改良枕などの器具を用いたやり方の2つに分かれます。
私は着付けの基本を二カ所の教室で教わりましたが、二カ所とも、「帯を巻き慣れない方には簡単に装着出来るから」とか「帯を痛めないから」とかいうことで一つ数千円する「改良枕」という器具を購入してそちらを用いての帯結びから始まりました。
今でも多くのお教室ではこの器具が使われているところが多いと思います。
私自身がそのように学んできたので私の教室も当初はこの、改良枕を用いたやり方をご指導したのちに手結び枕を用いたやり方に移行する手順でお教えしていました。
確かにこの改良枕、初心者には「取り敢えず外出が出来る格好になる」ので便利かもしれないのですが、手結びの方がしっかり締まっている安心感があるし形も綺麗だし、何と言っても長時間過ごしても崩れにくいので、私自身は断然手結び派で、改良枕を使うことは滅多にありません。
私の教室の生徒さんたちは、手結びがしっかり出来るようになりたいと思われて来られる方が殆どです。
それなのに器具を買わせて、それがないと先に進めないスタイルにするのはどうなのか、器具を用いたやり方を推奨する教室よりも、手結びを推奨するお教室の方が親切なのではないか、もっと簡単に手結びが出来るようにならないかと思うようになり、私なりに研究を重ねてきました。
その結果、名古屋帯でも袋帯でも短い帯でも長い帯でも柄合わせ(前腹と背中に出したい柄があるような場合)が必要な帯でも、バッチリ出来る簡単なオリジナルの手結びのやり方を編み出しました。
しかもこのやり方、殆どの生徒さんが改良枕のやり方をマスターするのと変わらない期間でマスターされています。
これは実績からして、自負していい技術なのではないかと思っています。
また帯を痛めないやり方も採用しています。
このやり方で手結びを覚えた生徒さんたちはお太鼓結びをするのに改良枕を使うという方は居られなくなりました。
このため、ご希望者を除いて改良枕のやり方のご指導をカリキュラムから外して久しくなります。
手結びがしっかり出来るようになると、人への着せ付けへと更に上のレベルへ進まれても理解がスムーズだという利点も生まれています。
ここまで書いてしまうと改良枕の販売をされているところの営業妨害になってしまいますね。 ただ、改良枕にも振り袖を自分で着て帯まで結ぶやり方や、名古屋帯でふくら雀などの変わり結びが出来たりするなどの利点はあります。ですからこの技術が必要になる方には今後も臨機応変にお教えしたいと思います。
これからも生徒さんの立場に立ち、生徒さんの望まれる技術を短期間で簡単にマスター出来ると喜んでいただけるような『実力のつく教室』を目指して、着物を着ることを気負わず、身近に感じてもらえる生徒さんを増やしていきたいと思っています。
川口着付個人教室
http://www.wbcs.nir.jp/~yoko/
ただ、大きく分けるならば手結び用枕を用いたやり方と、改良枕などの器具を用いたやり方の2つに分かれます。
私は着付けの基本を二カ所の教室で教わりましたが、二カ所とも、「帯を巻き慣れない方には簡単に装着出来るから」とか「帯を痛めないから」とかいうことで一つ数千円する「改良枕」という器具を購入してそちらを用いての帯結びから始まりました。
今でも多くのお教室ではこの器具が使われているところが多いと思います。
私自身がそのように学んできたので私の教室も当初はこの、改良枕を用いたやり方をご指導したのちに手結び枕を用いたやり方に移行する手順でお教えしていました。
確かにこの改良枕、初心者には「取り敢えず外出が出来る格好になる」ので便利かもしれないのですが、手結びの方がしっかり締まっている安心感があるし形も綺麗だし、何と言っても長時間過ごしても崩れにくいので、私自身は断然手結び派で、改良枕を使うことは滅多にありません。
私の教室の生徒さんたちは、手結びがしっかり出来るようになりたいと思われて来られる方が殆どです。
それなのに器具を買わせて、それがないと先に進めないスタイルにするのはどうなのか、器具を用いたやり方を推奨する教室よりも、手結びを推奨するお教室の方が親切なのではないか、もっと簡単に手結びが出来るようにならないかと思うようになり、私なりに研究を重ねてきました。
その結果、名古屋帯でも袋帯でも短い帯でも長い帯でも柄合わせ(前腹と背中に出したい柄があるような場合)が必要な帯でも、バッチリ出来る簡単なオリジナルの手結びのやり方を編み出しました。
しかもこのやり方、殆どの生徒さんが改良枕のやり方をマスターするのと変わらない期間でマスターされています。
これは実績からして、自負していい技術なのではないかと思っています。
また帯を痛めないやり方も採用しています。
このやり方で手結びを覚えた生徒さんたちはお太鼓結びをするのに改良枕を使うという方は居られなくなりました。
このため、ご希望者を除いて改良枕のやり方のご指導をカリキュラムから外して久しくなります。
手結びがしっかり出来るようになると、人への着せ付けへと更に上のレベルへ進まれても理解がスムーズだという利点も生まれています。
ここまで書いてしまうと改良枕の販売をされているところの営業妨害になってしまいますね。 ただ、改良枕にも振り袖を自分で着て帯まで結ぶやり方や、名古屋帯でふくら雀などの変わり結びが出来たりするなどの利点はあります。ですからこの技術が必要になる方には今後も臨機応変にお教えしたいと思います。
これからも生徒さんの立場に立ち、生徒さんの望まれる技術を短期間で簡単にマスター出来ると喜んでいただけるような『実力のつく教室』を目指して、着物を着ることを気負わず、身近に感じてもらえる生徒さんを増やしていきたいと思っています。
川口着付個人教室
http://www.wbcs.nir.jp/~yoko/