もともとクルマという地上を這う物と空中を自由に飛び回る鳥との直接の接点はあまりない。昨日話題の巣にしたところで、本来は地上数メートルの手の届かない高所に作ることが普通で、現在でも店舗の敷地内にある月桂樹によく巣作りされ展示車の上に落とされるフンに悩まされている。
だいたいは冬の時期にどこからともなく数十羽が群がり、過去3回ほどは卵を産んでその子達の巣立ちも見届けたことがある。もう1本ある樫の木に巣を作ったことはないので、やはり枝が込み入った木の方が作る上でも、また安全を考えても良いのだろう。
この付近は市街地とは言え畑や田んぼも結構残っているので、巣の材料はほとんどが草だが中に数本ビニール紐も混じっている。2年程前には3個の卵から3羽のヒナがかえり親が餌を与えるシーンを1メートル程の脚立に載って楽しんだものだ。それにしても地上約2.5メートルくらいの高さではあったはずだ。それが今回はなんと地上わずか70センチほどの高さに5個の卵だ。なぜこんな低い場所に作ったのか想像すらできない。出入りの際も低空飛行でないとクルマのフロアの下側には入り込めないのだから親自体が危険な飛行になるはずだ。
このクルマの車検ステッカーを見ると昨年の4月に車検が切れたままになっている。つまりは約1年間はどこかに放置されていたことは推測できる。その間に「何かの事情」でこんな場所に営巣されたのだろう。できることならぜひ会って親鳥に聞いてみたいものだ。
私には過去にもう一度だけクルマで鳥と関わった事件があった。すでに10年以上は前のことだが、なんと鳥、それも“トンビ”を轢いてしまったのだ!もちろん生きたトンビだ。
松本から仕入れたパジェロショートで上信越道を長野に向かって明科トンネルを抜けて緩やかな登り坂を軽快に走行していた。上空から羽を広げると1メートル以上はある(と思う)トンビが私のパジェロめがけて右上方から左下方に向かって舞い降りてきた。普段なんども路上に下りているスズメやハトを面白がって轢こうとしても一度も成功したことがなく「やった!」と思った時でも必ず上空に逃げ去られていた経験からして、鳥の方からクルマに突っ込んでくるなど考えてもいなかった。ところが一瞬目の前がそのトンビの影で暗くなった直後「ドン!」という鈍い音。フロントウィンドウの左上すみっこに血と羽がくっ付いた!ルームミラーで後方を確認するそのトンビが高速道路上に落ちた。「うそだろ!?」と瞬間思ったが目線を前に向けないと危険だ。もう一度ミラーを見て後続車はいないので再度轢かれることはない、と思った時にはすでにカーブにより視界から消えてしまった。
このトンビがその後どうなったか知る由もないが「俺が悪いんじゃない。高速道路上に舞い降りる鳥をどう避けろというんだ!?」と言い訳している自分はそんなに悪人ではないと思ったのだった・・・。
だいたいは冬の時期にどこからともなく数十羽が群がり、過去3回ほどは卵を産んでその子達の巣立ちも見届けたことがある。もう1本ある樫の木に巣を作ったことはないので、やはり枝が込み入った木の方が作る上でも、また安全を考えても良いのだろう。
この付近は市街地とは言え畑や田んぼも結構残っているので、巣の材料はほとんどが草だが中に数本ビニール紐も混じっている。2年程前には3個の卵から3羽のヒナがかえり親が餌を与えるシーンを1メートル程の脚立に載って楽しんだものだ。それにしても地上約2.5メートルくらいの高さではあったはずだ。それが今回はなんと地上わずか70センチほどの高さに5個の卵だ。なぜこんな低い場所に作ったのか想像すらできない。出入りの際も低空飛行でないとクルマのフロアの下側には入り込めないのだから親自体が危険な飛行になるはずだ。
このクルマの車検ステッカーを見ると昨年の4月に車検が切れたままになっている。つまりは約1年間はどこかに放置されていたことは推測できる。その間に「何かの事情」でこんな場所に営巣されたのだろう。できることならぜひ会って親鳥に聞いてみたいものだ。
私には過去にもう一度だけクルマで鳥と関わった事件があった。すでに10年以上は前のことだが、なんと鳥、それも“トンビ”を轢いてしまったのだ!もちろん生きたトンビだ。
松本から仕入れたパジェロショートで上信越道を長野に向かって明科トンネルを抜けて緩やかな登り坂を軽快に走行していた。上空から羽を広げると1メートル以上はある(と思う)トンビが私のパジェロめがけて右上方から左下方に向かって舞い降りてきた。普段なんども路上に下りているスズメやハトを面白がって轢こうとしても一度も成功したことがなく「やった!」と思った時でも必ず上空に逃げ去られていた経験からして、鳥の方からクルマに突っ込んでくるなど考えてもいなかった。ところが一瞬目の前がそのトンビの影で暗くなった直後「ドン!」という鈍い音。フロントウィンドウの左上すみっこに血と羽がくっ付いた!ルームミラーで後方を確認するそのトンビが高速道路上に落ちた。「うそだろ!?」と瞬間思ったが目線を前に向けないと危険だ。もう一度ミラーを見て後続車はいないので再度轢かれることはない、と思った時にはすでにカーブにより視界から消えてしまった。
このトンビがその後どうなったか知る由もないが「俺が悪いんじゃない。高速道路上に舞い降りる鳥をどう避けろというんだ!?」と言い訳している自分はそんなに悪人ではないと思ったのだった・・・。