保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

あんなに売れたパジェロは今どこへ?

2008年06月22日 | クルマ販売と板金修理の実録
このモデルを通称「V系パジェロ」と言う。


半年ぶりに展示しようと仕入れたのだが“半年ぶり”の前が記憶にないほど間が

開いている。


もしかしたら3年間位は展示していなかったのではないか。



パジェロはデリカシリーズとともに、H3年創業の当店の基礎を築いてくれた車種

と言っても過言ではない。



初代はL系と呼ばれていてどちらも型式から名付けられているので、一部の詳しい

方以外の一般には解らない呼び方だ。



プロはこの型式で  のほとんどを判断できるのだ。



例えばこの画像のパジェロは型式が「Y-V26WG」だ。


Yはディーゼルの排気対策を示す。

26の2はショート、6は2800cc、Wはワイド、Gは4WD

つまりH5年からH9年の年式で2800ディーゼル、ショートボディーのワイド、

という具合だ。



それはともかく、H3年の発売当時、新車の納車が"1年待ち”だったこのパジェロ

の姿を今や“国内”の展示場で見かけることはほとんどなくなった。



2003年の三菱自動車によるリコール隠し事件以降、このパジェロの中古車市場

における相場価格は暴落、リコール制度とは無関係な海外に、そのほとんどが極め

て安い価格で持ち出されてしまったのだ 



貿易に関わっているパキスタン人を中心とした業者から「パジェロない?」とわざ

わざ  が何本もあったのはこの頃のことだ。



この時期、パジェロで儲けた外人は数多くいたのであろう。



そして最近のデータでは国内流通の50㌫の台数が国外に持ち出されているのだ。



ほとぼりが冷めて一時期に比べて価格を持ち直したパジェロも、個人的に大好きな

4M40ディーゼルエンジンとともに、日本国内での現役台数を減らし続けて

いる…
















コメント
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