保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

車両保険で“別件”のキズも直せる !?

2008年06月23日 | クルマ販売と板金修理の実録

 

 

車両保険には「一般」と「クルマ+クルマ特約」の2種類がある。 

後者は相手が“車”に限定されるので、壁にぶつかった自損事故などには使えない。

このために保険料は、何にでも使える「一般」よりもはるかに安い。

 

法人のA様は何台も所有なさっていて全車両に「一般」まで加入されていて、平均

すると月に1台以上は修理依頼を頂くから上お得意様だ。

 

今回入庫のノートは、右側後方のこすり傷の修理だ。

 

フェンダーとリアバンパーともに修理で対応できそうだったが、よく見るとその前方、

ドア2枚にイタズラによる引っかき傷がくっきりと付いていて、リアドアでのボカシ塗装

ができない。

 

こちらも修理が必要で、それどころか当然リアだけというわけには行かないからフロ

ントも直せばもともとの傷よりこちらの方が高くなる。

 

個人契約ではこれは「2つの事故」となるので車両保険を2度使うことになり、翌年

度は原則6等級、割引が戻ってしまうから60%も保険料がする。

 

これは大きな負担増で、保険を使って直すかどうかは割り増し保険料との損得勘定

ということになる。

 

保険を使う場合、車両保険による修理は原則的に全件、損害調査員が現車を見に

来るので別件の破損をついでに直すことは表面上は難しい。

 

残る方法は工場が便宜を計ることで、一言で言ったら新品部品で見積もられる損害

金額を、中古品等を使って有効に活用すればよいのだ 

 

 ここが長年培った一つのノウハウで、多くのお客様に喜ばれている。 

 

 

一方、法人契約では等級が戻る、と言う処理はない。

あくまでも1年間に保険会社が支払った保険金(修理代)によって翌年の保険料が

算出されるのだから、単純に損得勘定はしづらいが基本的に小さな破損も直し易く、

修理の範囲もうるさくはない。

 

今回の修理は、リアフェンダー部だけで普通約5万円は見積もれるので、保険会社

に協力を依頼して修理範囲を広めに見てもらい、+4万円の合計約9万円で全ての

キズを修理することになった。

 

通常見積りでは当然金額不足だが、前回A様からお預かりしている分があるので

それを充当して、それでも足りない分はサービスにした。

 

 

  車両保険で“別件”のキズは工場の協力があれば、全部とはいかない

までも一部は直せることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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