都内でも豪雨で水が溢れたと、昨夜のTVニュースでは
水深30cm程度の冠水路を走る何台ものクルマの映像が流れていました。
どれも30㌔/h以上で走っているように見え
焦る気持ちのなせる技でしょうが、もっとスピードを落として
10㌔/h程度の方が、エンストの危険が低いことは
先日ここにアップしたJAFの試験結果が語っていました。
エンジンがかかったまま、不幸にして水没車両に閉じ込められた時に
窓やドアが開くかどうかの記事も
同時にありましたので追加でご紹介します。
パワーウィンドウの作動状況
水深(cm) 運転席 その他の席 変化
60 ○ ○ -
70 ○ △ ライト点灯(誤作動)
90 ○ △ ライト光が弱くなる
100 × × ワイパーが動き出す
110 × × ライトが消える
(ワイパーはずっと誤作動)
△…誤作動により窓が開いたまま閉まらなくなる。
運転席と後席スライドドアは開くか?
80cmで開く確率50%
90cm(ドアノブ付近)で不可能
対策
ドアノブ付近の水深90cmがポイントのようですが
濁った水や波立つ流水の中では
このドアノブさえ分からなくなる可能性があるので
冠水路などで急に水位が増してきたら
早めにドアや窓を開けて逃げ出しましょう。
ちなみに、車内に閉じ込められた場合を想定して
緊急脱出用ツールの携行が奨められています。
この場合もフロントガラスは合わせガラスで割れませんので
強化ガラスのドアガラスを割るのですが
革靴の男性が足で思い切り蹴飛ばしても割れるようですが
その途端、浮力で浮いていても一気に車内に水が入り
あっという間に水没してその結果、車内と車外の水圧が同じになって
ドアが開くようになる、と聞いてはいますが…。