昨年は閉店に関わる作業に追われていたためか、その気になれないこともあって
1年間、人間ドックを休んでしまいましたので2年振りの受診です。
10年ほど前に、胃のバリウム検査の結果が「精密検査を要する」になることが2度続いてからは
バリウムは省略して最初から“胃カメラ”を依頼することにしています。
そして最後に医師から告げられる胃の診断結果は
「特に治療を要する病気ではないが…」という、よく分からない表現が何年も続いているのです。
医師が変わると言い方も変わるのですが
「昔の潰瘍の痕と思われるシワが見られます」とか「凸凹して荒れています」
はたまた「やや胃下垂ぎみです」などと指摘され、2、3年続いて同じ医師だった一昨年は
「イヤな胃ですねえ」とまでケナサレテいます。
当初は直径10ミリ位はあったはずのカメラですが、技術の進歩で
今では半分の5ミリ程度の細さになっていますし、一方では
カメラを飲み込むことに慣れたせいもあるのでしょう、昔のように涙ボロボロ
よだれダラダラの、とても他人には見せられない姿ではなくなりました。
今年の医師はこの病院では初めての方で、基本的にはやはり同じように褒めてはくれず
「小さな腫瘍も見られますので、毎年ちゃんと胃カメラで検査をしてください」とのこと。
(心の中で)「充分、分かっているから毎年カメラを飲んでいるんです!」
今回は、これも相変わらず高いままのコレステロール値(血液検査)と
肝臓の中に見られる脂肪(超音波検査)とを併せて考えると
脂っこい食べ物の取り過ぎで、毎晩たしなむ晩酌の肴にその手のものが多いのでは、と
今までにない指摘を受けてしまい、お酒の量が多くない人にこうした傾向が強く
根っからの大酒飲みは、この部分に関しては問題ない人が多い、という話とともに
これは正直、ちょっと“目からウロコ”でした
前から気になっている喫煙習慣については何も指摘がなく
結局、相も変わらぬ食べ物の好みだけでなく、今回は飲み方と食べ方まで否定された上
「医者と坊主はウソをつくから、だまされたつもりでちょっと注意して見たら」などという
お言葉をいただいた後、この病院の健診で一番気に入っている昼食の弁当を味わって
今年のドックもなんとか終了しました。
(自然食を謳った弁当。毎回これを楽しみにしています)