掘っ建て小屋(ほったてごや)とは、礎石などを用いず
柱を直接土中に埋め込んで 建てる小屋のことだそうです。
畑で使うシャベルや鍬・鋤などの置き場がなく野ざらしのままでしたので
使った直後を除いたらいつも錆だらけ、せめて雨があたらないようにしなければと
常々思っていましたので、3日前に思い立って1円も掛けないことを目標に物置を作り出しました。
掘っ建て小屋とは言っても、雪が一晩に30cmは積ることがあるので
この重さに耐えられる強度にしなければなりません。
この一番肝心な柱の材料として古くから片隅に放り付けてあった鉄製脚立を利用
昔、鉄道レールだったもののように見える庭の土留めの鉄杭に
これも外してあった金網をバラした太い針金で固定したら予想以上に頑丈になりました。
ところで、大雑把ではありますが、コンクリート製基礎の上に柱と屋根がある建物は
固定資産税の対象になるとかならないとか…。
そして、何年に一度は航空写真で上空から新たな建物を探し
それらしい場合には現地調査をして課税逃れを探し出すのだとも聞いたことがあります。
基礎などあろうはずもなく、柱は脚立
屋根は2年使って麻の編み紐が切れ出したスダレの上を軽トラの荷台用シートで覆い
側面の壁は使い古しのゴザを垂れ下げて縛り付けただけの
この掘っ建て小屋には全く無用な話ではありますが。
あり合わせの廃物利用をいろいろ考えながらすでに3日目
“外装”はほぼ完成し、昨日からは収納のための“内装作業“に取っ掛かっています。