明日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを
趣旨とする敬老の日。
老人=高齢者だとすれば、法律的には65歳から
つまり65~75歳が前期高齢者、75歳以上が後期高齢者なのですから
かろうじて一歩手前で踏みとどまっていることになります。
行政は75歳以上の方をこの日の祝賀行事などに招待しますので
今の時代、一般的には75歳をもって老人=高齢者と呼ぶようになるのでしょう。
隠居している私にしたところで主に仕事を通じて「多年に渡り社会に尽くしてきた」とは言え
「長寿を祝う」ほどには到底、達しているはずもなくなく、それどころか
60代で死亡した日には「まだお若いのに…」とさえ言われてしまうのです。
つまり、64歳はまだ今後10年以上は
“敬われる”よりも“敬う”側に立っていなければなりません。
ところで、敬老の日は9月の第3月曜日と祝日法で定められている一方
昔、敬老の日とされていた今日9月15日は、祝日ではないのですが
老人福祉法で「老人の日」(後1週間が「老人週間」)と定められているのだそうです。
この9月15日に決めた経緯(ウィキペディア)はそれほど重要にも思えませんので
5月5日の子供の日(端午の節句)のように、五節句の1つである
重陽(ちょうよう)の節句=菊の節句・栗の節句の9月9日にしておけば
“長寿を祈り、長寿を祝う”という意味もある節句なので
伝統行事を見直すきっかけにもなるし、これらを一つにまとめられたのかもしれません。