志賀高原でのイントラのお仕事を終えて帰宅する途中の
午後5時40分頃のことでした。
自宅まであと20分、信州中野ICから1つ目の信号が赤のため
ゆっくりとブレーキをかけて先頭に停止した1~2秒後に「グァシャッ」
少しばかりの衝撃を伴って
プラスチック系バンパーにクルマがぶつかった時のあの音が…。
オイオイ、勘弁してよ。6時頃には帰宅できるので
食事の用意の依頼をしたばかりなのにこんなところで追突かよ。
暗い国道の車道上では他車の走行の邪魔にもなり危険なのですが
適当な路側帯も付近に見当たらず、止むを得ずすぐ横にある縁石の切れ目から
人が歩いている姿を見たことがない広い歩道に乗り入れて停車
下りてうろつく加害車両の軽を運転していたお爺さんにも
すぐ後ろに停めるよう促しました。
そのヘッドライトの光で見る限り
私のライフのリアバンパーのキズ・凹みはよく分からず
それでもようやく、それらしい塗膜のヒビと剥がれを見つけました。
大体、譲り受けた時から付いているキズの方が大きいので
さて、どうしたものか?
つまり、このまま見逃してしまってもいいかな、と思い始めていたのです。
(左上面の見苦しいキズ) (右の引っ掻きえぐれキズ)
ところがそれまで
詫びの一言さえ口にしないこの爺様から飛び出した言葉がこちら…。
「ぶつかったような気がしたんだが、下りて見たら2台の間が空いていた」
はぁ?
今は私の車と爺様の車の“間が空いている”から
ぶつかっていないとでも言いたいの?
いくら高齢とは言え一方的な過失となる追突事故での加害者の第一声にしては
あまりにもお粗末ではありませんか
強くブレーキを踏んでいたわけではないので
アナタにぶつけられたその衝撃で私の車は前に押し出されたんでしょうが
何も問わず無罪放免にする温情溢れる処理でもいいかな、という当初の気持ちは
この一言で綺麗さっぱりどこかへ吹っ飛んでしまったのでした。
(続く)