我々が単なるAMラジオから進歩したカーオーディオの歴史を
最初から経験している世代です。
記憶では地方のFMラジオより前に「8トラック」と呼ばれる“カセットの大きなモノ”が
普及したような気がしますが前後が定かではありません。
昭和時代にカラオケとして
スナックやバー、そして温泉旅館の大広間に一気に広がったのがコレでした。
その後、小型化したカセットになり続いて登場したのがCD&MDで
CDは未だに大活躍している一方で車載のMDタイプはあまり普及しなかったはずで
今では新品が売られている姿を見かけないと思います。
そして最近、CDプレーヤ-に「USB」の表示が付くようになり
好きな曲をダウンロードしたスマフォをソースにして
音楽を楽しむようになっているそうです。
日常的にはガラケーとデスクトップを駆使して
必死に時代を追いかけているジジイにはすでに取り残されている感は否めませんが
とは言え、一応これらでコト足りている生活パターンなので
数年後をどうしようか、実は悩んでいないこともないのです。
ちなみに、車載ナビでさえ最近ではスマフォ利用が拡大
将来的には全てがスマフォとの関連機器に取って代わられてしまうのでしょう。
ところで依頼されたCDプレーヤーをミニカに取り付けていて
一通り配線が終わった段階で作動を試した時に
チューナー&CDともにウンでもスンでもなく
何度配線を確認しても間違いはなく途方に暮れてしまいました。
(充電用シガーライターソケットもサービスで取付)
もともと純正カセットでない後付けタイプが付いていて
ハーネスの配線には表示があり楽勝なわけで、チューナーは電波を拾っているし
CDもちゃんと回っているのに肝心な音が出ないのです。
「さて、困った。買ったイエローハットに相談に行こうか…」と
30分ほど悩んでふと思い付いたのが2スピーカーの配線でした。
フロントドア装着の純正2スピーカーでしたので
ハーネスのリア用の左右4本の配線は使わないものと思っていたのに
元々は繋がっていたことを思い出したのです。
その理由は分からないまま必要ないものと思って結線しなかったのですが
ダメ元でその4本のギボシを繋いだところ
「ヤッター!」
綺麗な音が鳴り出したではありませんか。
やれやれとは思いつつ未だに分かりません。
なんでリアスピーカーの配線が関係するのかなぁ…。