保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

歯周病の治療「再生療法」・・・③手術の実際

2020年05月09日 | 歯の健康&インプラント

今回行った歯周外科治療の
「歯肉剥離掻把術(しにくはくりそうはじゅつ)」は
「フラップ手術」とも呼ばれます。

歯周病の進行により深い歯周ポケットが形成されてしまい
スケーリングやルートプレーニングという基本治療では
炎症を抑えられない場合、病巣がよく見えるように歯肉を切開して
部分的に剥離し、直接見ながら深い部分に残っている歯石を
しっかり取り除くとともに感染している組織を除去する治療方法です。

今回はさらに、事前のCT画像等から可能と判断された
「再生療法」も無事に行われました。

前回触れましたように、予め可能とされたにも拘わらず
いざ歯肉を切開した段階で再生療法が不可能と判断されることもあり
この場合は(3.リグロス塗布)は行わず、掻把等の治療後に
歯肉を縫合して治療を終えるという話も聞いていました。

 

1.手術部位に麻酔する

2.歯肉(フラップ)を切開、部分的に剥離し
感染している組織を除去、歯根表面に付着している
歯石を取り除き歯根表面を滑沢にする

3.歯槽骨欠損部にリグロス薬を塗布する


4.剥離した歯肉を元にもどし、切開した歯肉部分を縫合する


*実物の画像は気色悪いので、複数の歯科医院のHPに
掲載されているこのイラストを借用します。

 

すでにここまでの治療は済み、「抜糸」までの間は
手術部位に歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロス等を
使用しないよう注意を受けています。

舌の先に糸が触れると何か食べ物が挟まっているような感じがして
特に痛みはないのにこれがなんとも気持ち悪いです。

術後1週間の時点で受診、歯磨きが出来ないので"掃除"をしてもらい
経過は順調ということで、さらに10日経つ
来週半ばには抜糸の予定です。

(続く)

コメント
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