縫合した歯肉から抜糸した後は、"再生"を待つための時間を置くので
外科治療は一段落するものと思っていました。
「隣りの歯とワイヤで接続して揺れを防ぎ歯肉の回復を待つ」という
処置の事前の説明は確かにあったのですが、すっかり忘れていました。
(一般的な重度の歯周病の症状)
要は私の場合、歯肉の外側を切開し、一部を剥離、3本ある歯根の
間に溜まった感染して溶けた歯槽骨の組織(真ん中の黒い部分)
及び歯石を掻把し、その部分にリグロスという薬を塗布後
歯肉を縫合するまでが終わり、次は健康な5番歯との間に
補助ワイヤを接着し、揺れを防いだ状態をキープして
歯肉がしっかり回復するのを待つということです。
歯を支える歯槽骨が溶け歯肉も剥がされたので
それほどではないようですが、歯の揺れが大きくなり
しっかりしている部分の隙間を広げてしまい、歯ブラシを
控えていることもあり、そこにプラークや歯石が
付き易くなることを防ぐためでしょう。
この処置の呼び名は「TFix(ティーフィックス)」
日本名「暫間固定(ざんかんこてい)」と言うそうです。
この部分の"普通の歯磨き"はせず、やわらかい歯ブラシで
歯肉を下から歯に向かって3~4回マッサージして刺激を与えて
歯肉の回復を促してくださいと歯科衛生士Kちゃんに指導されました。
同時に、舌の先で患部に触らないようにとも。
それでなくてもワイヤがくっ付いているので
いつも食べカスが挟まっているような感覚があり、そこを
舌で触るなとか歯ブラシで磨くなとか言われたって・・・。
1週間後にはこのワイヤを取り外すことになっていますので
それまでは我慢しなければなりません。