急斜面を上り切った途端に広がった平地に建つあずまやで
昼食を取った後付近をウロウロしてようやくここが
旧硫黄鉱山跡地らしいことが分かりました。
確かにガキの頃、須坂市&高山村の周辺には
車輪のないトロッコがぶら下がったリフトが東の山の上に
繋がっていて、黄色っぽい石(硫黄)を満載して山麓に運搬している
景色を何カ所かで見た記憶があり、その中の一つが
ここに繋がっていたことをこの歳になって知りました。
(案内板には須坂駅との間も結んでいたとの記載も)
確かその時代、ビールに欠かせないホップ畑も同じ地域に
同時に広がっていたことなど、昔をしばし懐かしんだ後
まずは標識に従ってかつては車道だったと思われる砂利道を
今回の目的としていた「奇妙滝」の方向へ向かいました。
この道への分岐が多分、Pまで1~2㌔地点にあった
横棒で通行止めになっていた脇道だったはずで、昔栄えた硫黄鉱山の
住民と須坂市街を繋ぐ大切な1本道だったに違いありません。
この道の先300ⅿ、沢を流れる川にかかる橋の
たもとには朽ち果てたこの案内板がありますが
ここからは滝は見えません。
入り口の看板は「立ち入り禁止」。
なるほど滝つぼに至るまでの遊歩道はほぼ壊滅状態。。。
足元に細心の注意を払って一歩ずつ進みます。
川底が赤いのは、鉄分のためと聞いていて
魚は住めないそうです。
そして辿り着いた滝つぼの景色がこれで
予想外に落差があり、周りの雰囲気もいい感じ!
いやぁ、苦労して来た甲斐があったというものですぅ。
(続く)