保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

シロの死・・・(後編)心からのありがとうを

2021年08月17日 | 野良猫「シロ」とのたった2カ月の暮らし

いくら難病を2つも抱えていたことが後で判明したからと言って
野良猫シロを飼い猫にして看取ろうと決めてから
まさかこれほどの短期間で結末を迎えるとは
正直思ってもいませんでした。

振り返れば大変でしたがあっという間の
でもとても幸せな2カ月弱でした。

シロもこれまでの人との触れ合いの不足分を取り戻すかのように
精一杯甘えて"飼い猫"になろうとしていたようです。

 

野良猫だったシロが、野良(屋外の野や野原)で死ねたことは
きっと本懐だったに違いなく、一方成り立てとは言え
飼い主の私にとっての唯一最大の救いは、硬直が解けた後の柔らかで
綺麗なままの亡骸を見つけて我家の庭に埋葬できたことでしょう。

最後に姿を見た夕方からは2夜と半日の42時間後だったことが
このお互いの事情のギリギリの接点だった気がしてならず
その上左耳欠損部の赤い出血と黒いカサブタを洗い流すに
十分な雨も絶え間なく降り続いていてくれました。

甲状腺機能亢進症と皮膚ガンの進行による本人の苦痛を考えて
様子を見ての安楽死を申し出る時期さえ模索しながら
暮らしていたのですから、この状況での別れを
幸運なこととして受け止めるしかないと
努めて考えるようにはしています。

でも、淋しい。

もっと早い時期に我家の飼い猫になって
治療を受けていたらなぁと考えることなど
さらにしょうもないことと分かってはいても。。。

悲しい。

ただ今は時の流れがこの淋しさと悲しさを薄めてくれるまで
じっと耐えながら暮らすことにしましょう。

 

シロの薬を入れていた器を墓石代わりにし
平地が一望できるお気に入りの木製台と日陰
そして"猫穴"があった庭の南西の片隅に土葬しました。

シロ、これからはずっと
ここで安らかに眠ってください。

そして伝えます、心からのありがとうを

コメント (3)
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