軽自動車の名義変更やユーザー車検のために陸運支局に
隣接する軽自動車協会には平均して年に1度は伺っていますが
今回は何年かぶりに支局本体を訪れました。
友人Mの普通車を業者に売ってあげたからで
すでに8月に"車検切れ"でしたので自動車税の還付を
間違いなく受けるために抹消登録を私自身が行うためです。
排気量3000㏄、重課税が加わった年額58600円の月割4カ月分の
還付額は2万円近くになり決して小さくない金額です。
例え車検が切れてもこのクルマのように、抹消せずにナンバーを
付けたままにしておくと4月1日時点の「使用者」が「納税義務者」となって
5月末までに支払った自動車税はそのまま戻って来ることはないので
次回の車検継続を悩んでいるのであれば、その結論が出るまで
"未納"のままにしておいた方が正解でしょう。
ただ登録車それも普通車の場合、9月頃から延滞金が
加算されることに注意が必要ですが、それにしても
月4800円の還付を放棄するよりはずっと得です。
〔神奈川県横浜市の延滞金の例〕
排気量2500㏄以上~3000㏄未満(自家用)
年間税額50,000円の未納月数と加算される延滞金額
1カ月 2カ月 3カ月 4カ月 5カ月 6カ月 7カ月
0 0 0 1,100 1,500 1,900 2,200
*正確な金額は日数割で計算しますが、ここでは簡易的に
納期限5月31日から経過する月数割で計算
コロナ禍の影響で新車販売の落ち込みが大きく
それに伴う下取り中古車の台数も減少してタマ不足に陥り
中古車価格が上昇していると耳にしています。
同じ理由でしょうか、金属相場が上がり軽で1.5~2万円
普通車4~5万円と解体車の価格も従来の倍近くまで
跳ね上がっているとのこと
抹消の上で解体にする場合は、車検残があるのであれば
自賠責・重量税そして自動車税の還付はきちんと受けるのみならず
本体価格でも損はしないようくれぐれもご注意ください。
「車はタダですが、引取りと抹消手続きはサービスします」
などの"口車"に乗ってしまうと、数枚の万札を
くれてやるのと同じことになるのです。