バモスの前回車検時(H19年3月20日)の走行距離は
なんと191,205㌔だったことが判りました。
現メーターは55,177㌔です!
メーターを改ざんする方は
「点検ステッカー」を残しておかないようにしないと
そこへの問い合わせですぐにバレてしまいます。
ほんの僅かなケースで
故障のためにメーターを交換することもありますが
「走行不明」とは
ほとんど「メーターを改ざんしています」と同義語なのでしょう。
ここに貼ってあったと思われるオイル交換ラベル
そして大きさから推測してタイミングベルト交換ラベル
それらのノリ痕までしっかりと残っていて
どちらも意図的に剥がし取ったのでしょう。
ハブベアリングがガタガタでも車検ラインでは走行しませんし
マフラーに穴が開いていても騒音レベルが低くて見えなければ
ランプが割れていてもテープを貼っておけば
全て車検は通ってしまいます。
車検証の裏面に
「使用者は日常点検整備や定期点検整備を確実に実施する」
と書いてありますように
整備は別途(!)自らの責任でやらなければならないのです。
これが現在の車検制度であって
一般の方が「車検付=整備済」と当然のように思っていることは
はっきり言って間違いです。
当店では整備の程度差はあるとしても
少なくてもこのような状態の車を
車検が通っているから、と
そのままお渡しをすることは考えられません。
商売だから当然だ、と言われればそうかもしれませんが
たとえ個人売買であっても
ガガガガ…
ババババ…
をそのまま「黙って」平気で売ることは
“常識的”にあり得ないことではないのでしょうか。
それも45万円も受け取っていながら…。
“ひとの行うべき正しい道”を「道義」と言い「道徳(モラル)」と似ています。
メーター改ざんを走行不明と謳えばやっても良いとか
車検が通れば怖くて乗れない状態でもそのまま渡してしまうとか
このようなグレーゾーンの行為は
確かに法的責任を問われない類のものかも知れません。
しかし、法的責任は常にそれを補完する道義的責任と対になってこそ
意味を持つものです。
小中高のいつだったかは記憶にありませんが
週に1時間の「道徳」と、同じく「倫理社会」の授業があった頃の
教育を受けた“年寄り”が取り仕切る当店では出品ページにも
今ではその意味さえ理解していただけないかもしれませんが
「道義的責任」をあえて謳っています。
そして「予備検付」にしても
“通すだけの車検”でお売りすることは決してありません。
全て”記録簿付の整備済み車検”であることを改めてお約束いたします。