ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

年金未納者の老後

2005-11-24 23:35:18 | Weblog
以前4割弱もの人が年金を払ってないうと言う話だった。

サラリーマンは容赦なく給料から天引きされるので未納したくても出来ない。
一部の中小企業で会社が厚生年金負担を出来なくなって個人でやってくれといったところがあるらしいが、こういう経営者の感覚は信じられない、また労働団体の弱体化もあって労働者側も文句を言える体勢にないことが辛い。

未納者のほとんどは自営やフリーターだと思われる。
そうすると、もしかしたら自営やフリーターの大半が未納者ということだろうか?

今日の新聞で国民年金の未集金は1割程度と書かれていた。
どういうこと?
未納者4割と言う数字は加入すらしていないことも含めた数のようだが、
社会保険庁は自身の集金率を上げるために加入自体をやめさせていると聞く。
その現れか!

社会保険庁のサイトで年金シュミレーションというのがあって自分たちの年齢に応じて老後に一体いくら貰えるか簡単に計算してくれるところがある。
http://www.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/top.htm

調べてみると、
現在35歳と仮定して国民年金だけ加入だと65歳以降にもらえる年金は月額64,000円。
会社員で定年まで勤められたとして、厚生年金だと月額123,000円。
これが一生涯もらえる。

サラリーマンは厚生年金として、国民年金だけの人より2万程度余計に払っているから多く貰える。
また、厚生年金は会社が半分補填?してくれるので得は得だ。

しかし、このような年金額だけで老後がまかなえるかは、なんとも心もとない気がするが、
収入の基本となることは確かだろう。

年金を払わないと言うのは無謀な話だ。

払ってないものの考えでは、国に払うより自分でしたほうがいいとか、
その頃には年金が破綻して貰えないだろうとか思っているらしいが、
そんなことは無いだろう。

自分でするといって出来る人がそれに見合った貯金を現在しているとは思えない。

貯金は有限だけれど、年金は生きている間ずっと貰える。
金銭の価値が変わっても対応してくれる。

未納者の多くはこのままでは生活保護を受けることになるだろう。
しかしそんなことを充てにしても未来は厳しいことになっていると思う。

すでに生活保護は国も許容を超えていて地方に押し付け、できれば保護対象を厳しくするように求め始めている。
現在90兆の国家予算のうち4兆円も生活保護に使っているそうだ。

NHKじゃないが払わなくても良いってことでは無いし、負担をしている殆どの人は、
未納者を許さないだろう。

次に貰えなくなると言う話だが、もしこうなったときは日本が潰れたときだ。
払わない方が良かった、なんてことには払ってきた国民が絶対に許さないだろうからそんなことにはならないし、出来ない。

でもサラリーマン以外の4割もの人が(国民全体で見れば約3割くらいだろうか?)
生活保護を受けねばならぬ世界とは・・・

恐ろしい時代になるのだろうなあ、自業自得と言う名で格差を肯定する階層社会が来るのか?

他に年金には障害年金や遺族年金の役割もある。
もし、障害者になった時には障害者年金が、
もし、若くして亡くなった時には残された家族へ生活費がもらえるのだ
(結婚している人にはとても心強い制度だよね、しかし!由々しきことにゲイのパートナーには遺族年金は貰えない)

月額13580円払うのははなかなか大変だろう。
しかし、国民年金は支払った方が明らかに得になるという話を次回に。
コメント (1)
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