ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

客の暴言をどこまで聞き流す!?

2006-08-01 01:09:33 | Weblog
お客さんにも困った人は要るもので、思うようにならないからと、
子供みたいにわめき散らす60代とか、ボケ!馬鹿!を連発したりと
世の中のストレスをこちらに向けてくる人など様々です。

客だから何を言っても良い、許されるなんてことは無いのではないのか?
とは日ごろより感じていることだが、今日のニュースを感心しながら読んだ。

積水ハウスの社員(在日韓国人)が対応した顧客から差別発言を受けたことに対し、
会社を上げて対抗、裁判するというものだった。

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在日差別発言で顧客提訴 積水ハウス、社員を支援

 大手住宅メーカーの積水ハウス(大阪市北区)に勤務する在日韓国人の徐文平さん(45)が31日、「差別発言で傷つけられた」として、大阪府内の顧客に300万円の慰謝料と謝罪広告の掲載を求め大阪地裁に提訴した。
 積水ハウスは「雇用管理や社会的責任の観点から支援していく」として、訴訟費用の負担や、裁判に出席する間を勤務時間と認めるなどの措置を取る方針。原告側代理人によると、社員が受けた差別発言をめぐり企業が訴訟を支援するのは異例という。
 訴状などによると、徐さんは昨年2月、顧客の男性が所有するマンションの修理などについて説明に行った。漢字やハングルで併記された名刺を差し出すと「北朝鮮にいくら金を送っているんだ。おまえのような人間がいるから拉致問題が起こるんだ」など、仕事と関係ない発言を約2時間繰り返された。
(共同通信) - 7月31日
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社会的責任、そうだと思う。
いくらお客でも社会は互いに構築しているものだ。

お客様は往々にして身勝手なところがあるものだが、「絶対」な存在ではない。

俺も利用者の声をよく聞く仕事をしているが、どうしても我慢なら無い客ってのはある。

場合によるが、黙って聞くばかりと思うなよ!と言い返さざるを得ないような
暴言を吐きまくる人とも出くわすことも多いのです。

客だからどんな悪態をついても良い?そんなめちゃくちゃ無いと思うけど。

俺も黙ってられない性分で、そこまで言うか!と客と過去遣り合って来たことも
あるので、少なからず感じるものがあった。

通常、暴言があっても、こちらは機械のように耐えることによって、
大人の器量を見せつつ、まあ何とか収め合うところだろうが、
提訴にまで行くとはよっぽどの方だったのだろう。

でも、社員をちゃんと守る企業、積水ハウス。
毅然とした良いイメージが相当高まったように感じたなあ。

なかなか素敵な風土の会社なんだろうなと思えた。
コメント
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