ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

鈴を付ける彼氏と俺!?の巻

2006-08-23 01:07:35 | Weblog
弱視の彼氏くんと一緒に過ごしていると、健常者どうしの関係では
簡単にこなすだろうコミニケーションが当たり前ではないことが分かる。

二人でしゃべっていても、50cmも離れれば俺の表情は分からなくなる。
彼氏くんは、俺の声のトーンで機嫌が悪いかとかいろいろ判断しているらしい。

俺も疲れたときは疲れた声でしゃべると思うけど、そんなときでも
笑顔は作ってたりすることは多い。

でも彼にはそんな弱い笑顔は伝わらない・・。

そんな小さな情報を駆使して人間はコミニケーションしてるんだね。
声のトーンはキツいけど顔の表情ではジョークだったり、そういうのあるでしょ?

気持ちはなるたけ言葉にしていこう!
二人で話し合って、俺もまだまだ慣れないけれど、
言葉の表現とスキンシップを大切に心がけていきたいと思っている。

街に出てお互いがはぐれた時。
お互いが互いを目で探し会えば二人が出会うチャンスは広がるよね。

でも俺たちの場合は俺しか彼を見つけられない。

通常どっちかが声を出して、呼び合って位置を確かめる、
そして俺が目で発見し、彼に声をかける。こんな感じだ。

この間、俺が映画祭で大阪に行くのにバスに乗ったとき、
実は彼氏くんがサプライズで駅に見送りに来てくれていたんだ。

でも俺はバスの時間に焦ってて、彼に気づかず乗ってしまった・・・!

俺が急いで乗ってバスの椅子に腰掛けたときに、ちょうど窓の外を見ると、
彼が一人たたずんでいるのを発見!!あっ!!

運転手さんから「もう出発です、あと10秒ですよ!」とギリギリの許可を得て
俺は急いで降ろしてもらって彼に挨拶できた。ふ~よかったー!

あのまま彼を一人にして挨拶も無く出発してたら・・堪らなかったろうなあ

彼は俺を見つけられない・・すぐ目の前でも歩かないと、ちょっと難しい・・。

座った席が逆だったら俺は気がつかなかったろう。
気がついて本当によかった。

「今、駅にいるよ!」ってメールを一つくれればいいのだけど、
彼は時々サプライズなことをしたがるのです。

ショッピングの最中、お互いうろついて別々に見てまわる事もある。
そこで俺たちは互いの位置を気がつきやすいようにそれぞれのバックに
鈴を付けることにしたんだ。

二人が歩くと、チリチリちょっと騒がしい(笑)
店の中ではぐれたら、どちらかが鈴を鳴らすと鳴らし返してくる。
なんか、面白い~

白い杖を持っているときは、はた目にもこの人は目が悪いんだなと分かるから、
俺は心優しい青年ってことで!?堂々と腕が組められる!
・・・って利点もある(ホントか?)

でもねー、最近は杖を持ってないときでも何かと腕をつなぎ気味だけどね(笑)
まあ危ないもんね~!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする