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【ワンポイント】4人分を1人で弾く?歴史も外せない!

2025-02-25 | ワンポイント

「ミューズ林田ピアノ教室」の林田です。

 

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クラシック音楽の基礎は、

「多声旋律」の考え方です。

 

 

つまり

ピアノと言う楽器が発展する前は、

 

教会の「祈り」であり、

(グレゴリオ聖歌)

 

 

その祈りが高低の違いにより

「ハーモニー」になり、

 

それが自然発生的に

「メロディー」となり、

歌へとなって行きました。

 

 

 

 

当時の”吟遊詩人”や

神父たちが、

 

人々に伝えていったチカラは

大きいと思います。

 

 

こんな背景の中から

楽器の発展が大きく関与し、

 

大バッハが

ピアノの「平均律」の理論の元、

 

「全24調」の平均律集を

確立しました。

 

 

 

 

少々難しくなってしまいましたが・・。

 

この様な音楽の

"歴史や変遷”があり、

 

レッスンでは

「多声旋律」の勉強は、

かなり早い時期から入れています。

 

 

 

進みの早いK君。

 

 

この「ポリフォニー=多声旋律」の

レッスンも後半に入り、

 

2声や3声となり

いよいよ「4声体」になって来ました↓

 

 

 

つまり

4人分を1人で弾く事です。

 

4部合唱と同じです。

 

低い方から高い方に↓

*バス

*テノール

*アルト

*ソプラノ

と、4人分を1人で弾く楽譜は?

 

 

下記の様になります↓

*右手は2人分

*左手も2人分

 

 

そして

実際弾く時のポイントは、

 

弾く前に

「楽譜を分析」するチカラです。

 

それには

「色分け」がとても有効です↓

 

 

ただ余りにも

「理論」に先走ってしまうと、

 

結局は何の事だか、

わからなくなってしまいます。

 

 

レッスンでは、

この進め具合の「バランス」を取るのが

 

このポリフォニーの指導の難しさです。

 

 

 

新しい曲の時には

「色分け」のお手伝いをしてから、

宿題を出す様にしています。

 

 

ただ数をこなしていくと、

だんだん「弾く前」に、

 

この「色分け」作業が

生徒さんだけでも

できる様になります。

 

 

K君もほとんど自分で、

この「書き込み」が出来る様になっています。

 

 

 

”小さなオーケストラ”と言われる

ピアノ。

 

オールマイティーに

色々な曲が弾ける分、

 

「何人分」を「一人」で弾く、

曲が多くなって行きます。

 

生徒さんも指導者も

「トライ&エラー」は、

続きます♡

 

 

◆グレゴリオ聖歌

◆ポリフォニー

◆大バッハ「平均律集」

 

◆グレン・グールド演奏:

 平均律集第一巻から1番

 

 。。。。。。Good Luck ! 。。。。。。。。。。

 

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