ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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ロボットのように歌の巧い「さくらまやちゃん」

2011-10-03 18:21:10 | Weblog



先日、テレビ東京系列で放送された特番
ヒット曲をオリジナル歌手と挑戦者がカラオケの採点マシンの点数で勝負するという番組を見た

その中にさくらまやちゃんが「となりのトトロ」をオリジナル歌手の「井上あずみさん」と
カラオケ点数勝負する一番があった

番組を見てて思ったのが、カラオケ採点するマシンは
現在の歌手などの歌をデジタル上で微妙に音程修正やタイミングを修正するソフトのようなもので
歌った瞬間にオリジナル楽譜の音程や音符の長さタイミングとの狂いを判断するようになってるようだ

そのソフトのひとつがメロダインという軟膏のような名前のソフト



歌ってゆくと何セントずれた、それを上下に調整できる
現在他のソフトでは歌ってるタイミングとロスの無い同じタイミングで修正して音に出せるものもあるとか
下手な歌手のコンサートには大きなお助けツールかも

話はそれたけど、そんな感じでカラオケも採点されるようで
番組内ではその大まかなズレの分かる画面を右上に小さく表示させていた

まやちゃんの歌は95点を獲得してたと思う
彼女はほぼ機械通りにメロディをなぞっていた
歌手でも普通の人は出だしの音「ドレミファ」と歌うメロディがあれば、「ド」の音がやや低く入ったり
「ド」であるなら「♭シ」の全音でひとつ下から無意識に上げてゆく人が多い
それは味であり感情に訴える要素でもあるのだけど
これがカラオケ採点では減点対象になる感じである

まやちゃんにはそれが全くと言って良いほど無かった
凄いというか、ロボットだ!
また表情もサイボーグだ!(笑)

「まやちゃん演歌ロボット」特有のビブラート「こぶし」には減点が及ばないようで
他の部分のメロディも狂いが見あたらず、音符の長さもジャストだったようで
この95点という高得点が叩き出せたようである

どんな博士が彼女を作ったのだろう
番組を見て今後のまやちゃんを応援したくなったが
どうもあの「こぶし」は排除して普通の美しいビブラートに修正するプログラムは無いようで
そこがセールスポイントなのだけど、ウィークポイントでもあるように思うな~

頑張れ、実力者まやちゃん!


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