中学生が一端は拉致され、わいせつ行為を受けたというだけでなく、低学年児童に対して声をかけたり、車に連れ込もうとする事件も頻発していたそうです。又、他府県ナンバーの不審車両もかなり見受けられているようですね。
何となく大阪少女誘拐事件と似てきたようです。単なる単独犯の犯行とは言い切れないのではないでしょうか。単独犯とすれば、警察としては、一応の捜査がしやすくなるでしょうが…。あの宮崎事件の時も、複数犯の目撃証言もあったと思います。単独犯と決め付けて切り捨てたことが、多分あの宮崎事件に登場していたであろう畜群を安堵させ、更なる犯行に駆り立てていたと見ることも出来るでしょう。宮崎被告人一人の犯行とされることによって、彼らはフェードアウトされてしまったのではないでしょうか。白い乗用車には若い男一人が乗車していたとされていますが、そうした場合、助手席などに待機する者はシートを倒すなどして身を隠しているものです。
遺体放置場所の関係からは、土地勘のある者の犯行とされています。土地勘とは、単にそこに住んでいるだけでは成り立たない場合が多く、宅地造成から住宅建設、或いはリフォームなどにかけて、その辺りをくまなく探索した者が関わっているのではないでしょうか。比喩的に言えば、大地に寝ころぶほどに深く沈潜しなければ、そう簡単に土地勘は養成されないと思われます。
被害者を監禁するにしても、アパートならば格別、普通の民家の場合、家族がいれば出来ない相談だったでしょう。アパートならば、物音などの関係で露見しやすいはずです。(がら空きのアパートならば、あり得ますが。)新築・リフォーム終了間際であって、引き渡し直前の家屋は、例えばポルノビデオ撮影などにも頻用されていると言います。
表舞台には、「異常者」のみが登場しているようですが、彼を包摂する大きな枠組みでは、もっと大きな組織が犯罪遂行に連動していたはずですね。それが犯人たちを勇気づけ、自信たっぷりで犯行に走らせていたと思われます。