小さくても鯛

「腐っても鯛」とは良く云われますが「小さくても鯛は鯛」なのであります。

「それなりに引くんだな！これが。」

海のない町で育ったお袋の親父が娘の嫁入り先のわが生まれ故郷に遊びに来て、婿の親父（僕の祖父）と瀬戸内の海に漕ぎ出し生まれて初めて鯛を釣り上げた時の喜びようはそれはそれは大変だったようです。

「だいぶこれよりは小さかったはね～」とはお袋の弁。





さて今回もまた大物狙いのＨ船長。

なにやらかなりの大物をゲットしたかと思いきや自慢の大物釣り用の愛用のロッドが真ん中からボキリ。

地球より大きい獲物はこの世には存在しないのでした。


「このロッドは不良品か～？」　Ｈ船長


「腕ですよ、腕。」　僕


この船長、釣るときはさすがに釣るが、時に信じられないようなボーンヘッドがあるのがご愛嬌か・・・


この海域は以前、Ｈ船長の獲物の取り込みを手伝っている最中に僕の釣り道具一式が忽然として消えた魔のフィッシング・ゾーンなのです。



さて今日もビールが旨いのでありました。釣果：キスをメインに二人で５０匹位。






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