久々に大人向けの本をまとめて読んだ この方の本はとても読みやすい 科学者のわりにとても文章が旨いと思う とても面白かった記事を「動的平衡2 生命は自由になれるか」の中から一つ紹介しよう
それはフェロモンに関するあるクモの習性だ。このクモはナゲナワグモと呼ばれるグループの一種で独特の方法で捕食活動をするが捕られるのはある種の蛾のオスばかりだそうだ。何故そうなるのか。このクモの作る粘液球にはメスの蛾がオスを誘引するフェロモンと類似の物質が含まれていた。このため投げ縄の術中に落ちるのはオスばかりだったのだ。
怖いですね~皆さんも性フェロモンにはくれぐれもお気を付けください。
書籍名 1 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか 2 動的平衡 生命は自由になれるか 3 動的平衡ダイアローグ 世界観のパラダイムシフト
アマゾンの書評・宣伝文句
生命よ、自由であれ
生命の本質は、自己複製ではなく、絶え間のない流れ、すなわち動的平衡にある。鮮やかに喝破した前著から2年。生物学の新しい潮流エピジェネティクスは、ダーウィン進化論の旧弊を打ち破るか。動物を動物たらしめた必須アミノ酸の意味とは? 美は動的平衡にこそ宿り、遺伝子は生命に対して、自由であれと命じている。さらなる深化を遂げた福岡生命理論の決定版がついに登場。