記憶の中のメキシコ

1979年の最初にメキシコを訪れそれから何度となく渡航していましたが、最後に訪れてから早10年が過ぎてしまいました。

メキシコの住宅-A

2006-08-13 | PLADIS
前者の写真を少し離れて撮ったものです。

玄関へのアプローチが、曲面の壁にアーチ型の抜きになっているのがわかります。
敷地の広さや、建築コストの余裕が無いとこのような事は出来ませんが、言い方を変えれば、敷地の広さや建築コストに余裕があっても、センスが無ければこんな空間も出来ないと言えるでしょう。

メキシコの住宅-A

2006-08-13 | PLADIS
この辺で、著名建築家から話を少しずつ一般建築やインテリアへも広げようと思います。

arq.バラガンやarq.レゴレッタについては他にも話したい事が沢山ありますが、それはまたの機会にします。

写真は、PLADISという名の設計事務所が設計した住宅で、その玄関部分のものです。
メキシコの建築のよさは、私が思うに何と言ってもそのダイナミックスにあると考えます。日本の建築はディテールの細やかさにそのよさがある様に、メキシコの建築にはそんなディテールの無さがよりダイナミックスを表現していると言えます。

ざらっととした壁のテクスチャー、大きな木の扉、扇型に開いた階段かべ、影の凹みは照明で夜間はここから光が出ます。