市場が高騰している。
といっても株ではない。
木津市場や中央卸売市場、黒門市場など、
これまで安くて、旨くて、ボリューミーが売りの
食堂や寿司店が、軒並み高くて不味い店になっている。
そもそも市場の中の食堂だから雰囲気で食わせる訳ではない。
キレイなお姉ちゃんが給事する訳ではない。
白長靴を履いたアンチャンや、
化粧けのないオカンが笑顔と愛嬌で迎えてくれる。
勝負は提供する食べ物であり、
味・量・価格がすべてである。
仮に不味くても、安くて量があれば
「公立高校の学食」とあきらめもつく。
あってはならないが仮に高くても、
旨ければ「当たり前田の広島カープ」とあきらめもつく。
しかし、市場が観光地化してしまい、
価格も味も量も最低最悪になっている。
本町や中津、四つ橋などのビジネス街で
650~700円の定食が、
1000~1500円とほぼ倍。
なのにその味たるや価格に見合わない酷いもので、
特に定食の決め手である米がチョー不味い。
米そのものが、二軍か三軍な上に、
炊き方が適当でベチョベチョ。
初めての飯盒炊さんでも、もーちょっとましに炊ける。
仮に二軍の米であっても、
水加減など工夫すればもっと旨くなるハズ。
観光地化する前、市場の労働者が主顧客だった頃は、
もっと丁寧に料理を作っていたことだろう。
「市場で夜中から働く人たちに温かくて
美味しものを食べさせてやりたい」が初心であり、
一生懸命作っていたハズだ。
しかし今の味はどうだ。
こんなものをビジネス街で出せば3日で店は潰れてしまう。
「やる気あんのか~」と叫びたくなるが、
当事者は意にも返さず
「ほっておいても客は向こうからくる」と確信犯。
単なるラッキーで、ある日、観光地化して、
SNSの力で外国人客が
ドンドンきてくれるようになっただけなのに・・・
売れてくると錯覚して手を抜いてしまう。
いずれそのSNSにしっぺ返しを食らうことになる。
観光地化してもきっと早い・旨い・安いを
貫く店はあるはずだ。
長蛇の列ができても、そんな店なら並びたい。
私はとある市場で、価格でいえば200円級の
チョー不味い・チョー貧相な量・なのにメチャ高い
1000円定食を食べて、
同じ作り手として我に返ることができた。
景気に左右されることなく、
初心を忘れることなく一生懸命汗をかいて、
顧客の喜ぶ笑顔を目指して仕事に励まねばならないと。
慢心を戒めるよい機会を、とある市場の1000円定食が
気づかせてくれたのだから、
高くついても意味があったのかもしれない。
でも二度とあの店に行くことはない。
といっても株ではない。
木津市場や中央卸売市場、黒門市場など、
これまで安くて、旨くて、ボリューミーが売りの
食堂や寿司店が、軒並み高くて不味い店になっている。
そもそも市場の中の食堂だから雰囲気で食わせる訳ではない。
キレイなお姉ちゃんが給事する訳ではない。
白長靴を履いたアンチャンや、
化粧けのないオカンが笑顔と愛嬌で迎えてくれる。
勝負は提供する食べ物であり、
味・量・価格がすべてである。
仮に不味くても、安くて量があれば
「公立高校の学食」とあきらめもつく。
あってはならないが仮に高くても、
旨ければ「当たり前田の広島カープ」とあきらめもつく。
しかし、市場が観光地化してしまい、
価格も味も量も最低最悪になっている。
本町や中津、四つ橋などのビジネス街で
650~700円の定食が、
1000~1500円とほぼ倍。
なのにその味たるや価格に見合わない酷いもので、
特に定食の決め手である米がチョー不味い。
米そのものが、二軍か三軍な上に、
炊き方が適当でベチョベチョ。
初めての飯盒炊さんでも、もーちょっとましに炊ける。
仮に二軍の米であっても、
水加減など工夫すればもっと旨くなるハズ。
観光地化する前、市場の労働者が主顧客だった頃は、
もっと丁寧に料理を作っていたことだろう。
「市場で夜中から働く人たちに温かくて
美味しものを食べさせてやりたい」が初心であり、
一生懸命作っていたハズだ。
しかし今の味はどうだ。
こんなものをビジネス街で出せば3日で店は潰れてしまう。
「やる気あんのか~」と叫びたくなるが、
当事者は意にも返さず
「ほっておいても客は向こうからくる」と確信犯。
単なるラッキーで、ある日、観光地化して、
SNSの力で外国人客が
ドンドンきてくれるようになっただけなのに・・・
売れてくると錯覚して手を抜いてしまう。
いずれそのSNSにしっぺ返しを食らうことになる。
観光地化してもきっと早い・旨い・安いを
貫く店はあるはずだ。
長蛇の列ができても、そんな店なら並びたい。
私はとある市場で、価格でいえば200円級の
チョー不味い・チョー貧相な量・なのにメチャ高い
1000円定食を食べて、
同じ作り手として我に返ることができた。
景気に左右されることなく、
初心を忘れることなく一生懸命汗をかいて、
顧客の喜ぶ笑顔を目指して仕事に励まねばならないと。
慢心を戒めるよい機会を、とある市場の1000円定食が
気づかせてくれたのだから、
高くついても意味があったのかもしれない。
でも二度とあの店に行くことはない。
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