株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
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その347.切磋琢磨

2017-09-01 05:37:03 | 制作会社社長の憂い漫遊記
今回で3度目になる。
本町にある「寿司たくま」に行った。
ここは握る姿も味として提供しているので
カウンター席に座らねばその良さはわからない。
だからこそ大切な彼女や、
気の合う友人と二人で来るのがいい。
今回は4名で予約したのでテーブル席だ。
実は前回8月初に来店した時も4名で、
味は申し分なかったが、カウンター席に比べて
あきらかにテーブル席への配慮が足りなかった。
店が混めばこむほど、配慮の空白が生じている。
オープンが7月なので「いたしかたなし」と
再度チャレンジすることにした。
はたして3度目の正直となるのか、
2度あることは3度あるになるのか?

それにつけても一番最初に来て
カウンターに座った時の感動が
いまだに続いている。好印象とは恐ろしい。
3度目はヘマなきようカウンター席かとも思うが、
今回メンバーは違えども4名だから致し方なし、
テーブル席になる。
今回が今一だったら、別の店を探すしかない。
味を超えてしまうのが、サービスだからだ。

新地に店を構えれば一人1万円コースだが
5千円という価格。
それとて庶民には「高っ!」だが、
雰囲気といい、味といい、悪くはない。
来店客はクラブのオネエチャンと同伴という
「新地スタイル」ではなく、圧倒的に若者が多く、
女性客グループも多い。
「稼ぎも少ないのに贅沢な!」と言いたいが、
本町のビジネス街は好景気に潤っているのか?
それとも最近の若者は味がわかるのか、
いやわかるはずがない!
なのに実に良さげな店をチョイスする。
我々世代は何軒も手当たり次第行きまくり、
お金も使いつつ、その内に提灯やのれん、看板など、
店先の匂いだけで、味や雰囲気、サービスまで察知する。
幾多の失敗からその術を身に付け、
ようやく地方出張に行っても店構えを見るだけで
「よし、ここにしよう」と勘が働くようになる。
今ではその勘がそうハズれることはない。
現にこの店も店構えを見て入店した。
なのに最近は「食べログ」などを駆使して
①その時に食べたいもの
②美味しい
③店の雰囲気がよい
④価格を確認して、
堂々とイチゲンさんで入店する。
「この店、高そう」と
入店後ヒヤヒヤしながら食べることもなく、
食べたいものばかりか、
常連の如く裏メニューまで次々と注文する。
便利な世の中だが、幕府から携帯禁止令が出たら
路頭に迷うことになるハズだ。
そもそもSNSの情報が正しいのかすら怪しい。
裏を取らずして
わずか5点満点で評価したものを信じてよいものか?
しかし経費、ストレス、時間のムダがないのは確かである。

ということで流石に3度目なのでビビることなく入店。
今回は「食べログ」で予約した。参ったか!
4800円のコースを頼んだ。
この上は6000円のコースがあるが、
天婦羅はあまり好きではないので4800円のコースにした。
実は前回は天婦羅がついた6000円のコースを頼んだ。
変更した理由は「天婦羅は腹が張る」。
追加は個別に頼む方が、チャレンジャー精神にあっている。
飲み物はビールに続き、熱燗を注文。
夏でもエアコンがきく飲食店では熱燗がいい。
4名のバカ話はアルコールで拍車がかかり
コース以外に貝系のお寿司を数種類注文した。
気づけば入店して2時間半が過ぎていたが、
「そろそろ帰れ」コールもなく、
皆さん味には満足されたようで、ホッ。
酒があれば料理の出るのタイミングもこんな感じか・・・

こうして2時間半、
前回はお酒なしが、今回はお酒を飲みつつだったので、
テーブル席ゆえの放し飼い不手際は
さほど気にならなかったが、原因はわかった。
やはりこの店は店主の気が回るカウンター席に限る。
バタバタしてくるとテーブル席まで店主の目が届かない。
ならば店主の目が届くカウンター席のみにした方が
よいのではとも思うのだが、
ようやく開店に漕ぎ着け、資金回収の時期に、
客数・回転数をあえて減らす措置がとれるのは
余程のタマ、思い込みの強い店主のみである。
そうなると逆にヘンコで落ち着かないのかも・・・

17時に入店し19時には超満員の店内。
カウンター席が2巡、3巡する。
やはりカウンター席のみ目が届いているせいか
テーブル席は、ほぼ、ほったらかし状態だ。
繁盛店であることは間違いないが、客が多すぎる。
落ち着いた接待がウリの立派な店構えだが
これでは、まるで天六の安価型繁盛店だ。
もっと配慮がいるように感じた。
経営ともかかわるので難しいが、忙しすぎるのも・・・
「寿司たくま」の由来かはわからないが、
たくまと言えば「切磋琢磨」が最初に浮かぶ。
味+サービス。これこそが生き残る道ではないだろうか。
ちなみに私はまた来店すると思う。
ただし、もう少しお店が落ち着いてからにしたい。

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