私がまだ幼少の頃、
工務店を営む父の休みは不定休だった。
そのため気晴らしのための旅は
思い立ったが吉日、まずは出発する。
行き先はそれから決めればよいと車を走らせていた。
その癖がうつったのか私もあてのない旅が好きだ。
仕事柄、鼻も利くので旅先で困ることはない。
適当に店に入り、旨いものにありつき、
ビジネスホテルで泊まる。
翌日は看板で見つけた観光地で楽しみ、
また旨いものにありつき、泊まる。
アッという間に2泊3日が過ぎていく。
まだおむつの取れてない長女を抱っこし、
次女をベビーカーに乗せて家を出たものだ。
ひょっとすると私の人生自体が、
考える前に、いや考え込んでしまう前に、まず行動し
行き先はその場その場で変わっていったような気もする。
いつも己の勘を頼りに進んでいく。
進むとまた何かが見えてきて、走り出す。
立ち止まって考えることはなく、
せいぜい眠る前から考えだし
眠って明日の姿を夢に見て朝を迎える。
起きたらまた進む。
そんな感じだったように思う。
森田新社長は私とは個性が異なる。
考え方も行動の仕方も全く異なる。
しかし彼に助言するなら
「あまり考え込まないこと、まずは行動すること」。
まだ起こってないことに身悶えしてもしかたない。
あまり遠くを見ず目の届く範囲だけを気にして、
とにかく走れ、走れ、走るのだ。
と言えるのも、私自身相当身悶えして
社長をやってきたからだ。
可能性があるならみんな社長を経験すべきだ。
とはいえ新規事業の7割りは1年以内で頓挫し、
残る3割りとて3年以内に消滅する時代だ。
その後、続いても後継者なく潰れる会社も多い。
2代目に会社の名前が受け継がれるだけで希少価値
もはや老舗だ。
しかしそれでもチャンスがあれば
社長になるべきだと経験者の私は思う。
人はたいてい仕事から学ぶ。
そして自分の選んだ仕事には一生懸命打ち込める。
まして経営者となれば、
行動のあとに実績がついてくるから楽しいことこの上ない。
ある意味命がけだが、命がけだからこそ打ち込める。
起業こそ最高のギャンブルだ。
ちまちま100円を銀玉に替えている場合ではない。
ボーンと命を張ればよい。
でも社長になったからと言って天下を取ったわけではない。
殿様気分でもない。
外にも、内にも気を使わなければならない。
時には神を信じ、験担ぎすらしたくなる。
ぐらい経営者は孤独だが、しかし一人ではない。
まるで哲学者だが、要は敵は外にはなく己自身ということだ。
だから孤独なのだ。
できるなら仕事が沢山ある方がよい。
忙しくしていれば、考えなくていいからだ。
しかし社長は仕事を作らなければならない。
社員に要らぬ考えが及ばぬように
潤沢に仕事を提供しなければならない。
仕事自体が趣味であり、遊びだと思えるのが社長。
今は苦しくても終わってみればたいていは自慢になる。
社長をやればいい。
社長は休みがなくとも、オモロー。
弊社にも一人ブラック企業にチャレンジする輩が生まれた。
いや相談役に退いたにも関わらず
絶賛一人ブラック企業を突っ走る輩が
もう一人いるから二人ブラック企業か!?
まさに怖いものなし
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