株式会社プランシードのブログ

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その124.今年の四国ツアーは1ヶ月も続いた

2014-03-13 08:05:46 | 制作会社社長の憂い漫遊記
2月から毎週続いている四国ツアーも
ようやく最終となる愛媛県宇和での展示会が終わった。
採集を飾る宇和のMCは知る人ぞ知る藤本典穂さん。
彼女とのつきあいは長い。
私が映像監督としての領域を越え、
ステージ演出、つまりライブな仕事を始める後押しをしてくれた人だ。
もちろん彼女は後押しをしたなど微塵も思っていないだろうが、
私にとって彼女を得たことは、
映像チームでいえばカメラマンとの出会いに匹敵する。


   永遠の美を追求する藤本典穂さん

映像の監督にとってカメラマンは相方であり敵でもある。
時には完璧なフォローをしてくれるが、
大抵は違うことをやってくれる。
違うことをやられると編集で苦労するので、
大抵の監督は自分の立てたコンテ通りに撮影を進めようとする。
しかし私のようなライブな監督は、
絵コンテ通りに撮影するのを嫌う。
現場は生きているので現れている姿を常に変えていく。
しかし見かけは変わっても本質は変わらないし、
仮に変化しても線路は続いている。
それを発見するのがライブな監督にとって最大の喜びなのだ。
従って発見の喜びを共に感じ、
見つける努力をするカメラマンこそが私の相棒に相応しい。

ライブな監督にライブなカメラマンがつくと、
思わぬ方向に撮影が進んでいく。
だからライブな監督には編集の旨さが求められる。

MC藤本さんとの出会いは
まさにライブな監督がライブなカメラマンを得たと同じ。
とはいえMCはもともとライブな職業なので、
現場での臨機応変な対応力は必要不可欠なのだが、
それに加えてイベントを
ノリノリ方向に進めるための直感力がものを言う。
何が会場を盛り上げるのか、
何を話せば観客と一体感が生まれるのか、
台本にはない空気感の演出こそがMCに求められる力だ。
藤本さんはいずれにもたけている。
私にとってよき相棒になるのは自明の理。
しかし、MCにおんぶで抱っこでは監督の存在価値はない。


  黄色いヤッケを着て動き回る藤本さん

空気を読むのがMCなら、監督もまた独特の嗅覚で空気を読む。
ライブを進めながらタイミングを見はからって
容赦なくノリノリをブチコンデいくのが
ライブな演出家の仕事である。
そして今日もMC藤本典穂さんはしゃべり続ける、
水を得た魚のように。
私はその横で彼女の敷いた方向の先を
いたずらっ子のように変えていく。
しかし例え方向を90度変えても、
彼女はそれに心地よく応えていく。
私との仕事の中で、彼女も私の無茶ないたずらに
臨機応変に応えることで成長してきた
(はずだ!よくわからいけど…多分)。
演出はお気に入りのカメラマンやMCに
次々と毛色の違う役回りをさせることで、
新たな力を発揮させつつ、その責任を全身で受け止め、
自分自身を追い込んでいく喜びを知らねば存在価値はない!
とライブな私は思う。
MC藤本典穂さんとの出会いは私のライブな生き方を進化させた、
非常に大きな出逢いであった。
それが証拠に、彼女との出逢い以降、
破竹の勢いでステージ演出をすることになり、
今では映像演出は年に1~2本という有り様だ。
その代わり彼女との仕事は年々過激さを増しつつ、
量も増えている。

約1ヶ月に渡る四国ツアーが宇和を最後に終わる。
その間休みなし。あ~休みたい…

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