私は助監督経験がほとんどない。
もちろん制作会社勤めを2回経験はしているが
ほったらかしにされたので、自力で様々なことを経験した。
雑用から演出、はては営業まで1作品を作るのに
撮影、照明、録音などの専門職以外すべての役職を兼務した。
だから雑用だからといってもタラタラできない。
むしろモノづくりのほとんどは雑用であり、
この雑用をいかに効率よく進めるかで
仕事の進み具合は大きく変わってくる。
例えばロケの宿取りや弁当の手配などは究極の雑用であるが
対応の良い宿を確保することで、ロケ時間が押した場合でも
風呂に入って温かい夕食にありつける。
弁当にしても寒い冬のロケにお味噌汁が付くだけで
スタッフのやる気が出て、無理難題の監督の注文にも
スタッフに、作り手としての的確な知恵を出す余裕が生まれてくる。
雑用を丁寧にすることは大きな意味を持つ。
加えてその雑用をスピーディーにやれる人こそがやがて上に立つことになる。
遅いことは誰でもする!ちゃっちゃとできるか否かがその人の能力といえる。
なぜなら雑用係が本業ではなく、
本来しなければならないセクションの仕事をしながら雑用を丁寧にこなす。
時間内に本業も雑用もするからこそ評価されるのだ。
かってよく共同演出をした先輩の松下監督(左端)と
田中カメラマン(右端)
したがって雑用のやり方を見ていると、助監督止まりか監督にまで登れるか
はたまたプロデューサーとして信頼を得るかが見えてくる。
確かに今は下積みなしで監督になる方も出てきているが
映像制作はチームでモノを作るので、気遣いや心配りがあると
チームの結束力が強くなるのは事実である。
したがって、雑用を丁寧にかつ早くやれる人には、
必ず引っ張り上げてくれる人が出てくる。
モノづくりでは特に雑用を手抜きでしたかしないかで大きな差が出てくる。
監督やプロデューサーは、助監督の雑用の仕事ぶりをいつも見ている。
そして「こいつは使える」「こいつは使えない」と見切りをつける。
その結果、「こいつに雑用させておくのはもったいない」と
サードからセカンド、チーフへと引き上げていく。
スケジュールを立てるのが仕事であるチーフ助監督には、
雑用処理のスピードと丁寧さが大いに求められ、
結果的にスケジュールに響いてくる。
だから監督やプロデューサーは、腕の良いチーフ助監督を求める。
撮影部も同様で、チーフ助手いかんで
自分の取りたい映像が取れるか否かがきまるので、
いいチーフに出会うと離さないし、いいチーフを育てる努力を惜しまない。
照明部も録音部も同様である。
腕のいい技師には、必ず腕のいい助手が付いている。
これは我々の世界に限ったことではない。
一般の会社も同様で、いい会社にはいい番頭さんがいるものだ。
例えば打合せ会議に参加しても、
会議に参加している一番下っ端の社員さんの動きを見ていると
「この人は出世するかも」と思うことがある。
動きが光っているのだ。
雑用と侮るなかれ。雑用こそが仕事の基本を作り上げていくのだ。
もちろん制作会社勤めを2回経験はしているが
ほったらかしにされたので、自力で様々なことを経験した。
雑用から演出、はては営業まで1作品を作るのに
撮影、照明、録音などの専門職以外すべての役職を兼務した。
だから雑用だからといってもタラタラできない。
むしろモノづくりのほとんどは雑用であり、
この雑用をいかに効率よく進めるかで
仕事の進み具合は大きく変わってくる。
例えばロケの宿取りや弁当の手配などは究極の雑用であるが
対応の良い宿を確保することで、ロケ時間が押した場合でも
風呂に入って温かい夕食にありつける。
弁当にしても寒い冬のロケにお味噌汁が付くだけで
スタッフのやる気が出て、無理難題の監督の注文にも
スタッフに、作り手としての的確な知恵を出す余裕が生まれてくる。
雑用を丁寧にすることは大きな意味を持つ。
加えてその雑用をスピーディーにやれる人こそがやがて上に立つことになる。
遅いことは誰でもする!ちゃっちゃとできるか否かがその人の能力といえる。
なぜなら雑用係が本業ではなく、
本来しなければならないセクションの仕事をしながら雑用を丁寧にこなす。
時間内に本業も雑用もするからこそ評価されるのだ。
かってよく共同演出をした先輩の松下監督(左端)と
田中カメラマン(右端)
したがって雑用のやり方を見ていると、助監督止まりか監督にまで登れるか
はたまたプロデューサーとして信頼を得るかが見えてくる。
確かに今は下積みなしで監督になる方も出てきているが
映像制作はチームでモノを作るので、気遣いや心配りがあると
チームの結束力が強くなるのは事実である。
したがって、雑用を丁寧にかつ早くやれる人には、
必ず引っ張り上げてくれる人が出てくる。
モノづくりでは特に雑用を手抜きでしたかしないかで大きな差が出てくる。
監督やプロデューサーは、助監督の雑用の仕事ぶりをいつも見ている。
そして「こいつは使える」「こいつは使えない」と見切りをつける。
その結果、「こいつに雑用させておくのはもったいない」と
サードからセカンド、チーフへと引き上げていく。
スケジュールを立てるのが仕事であるチーフ助監督には、
雑用処理のスピードと丁寧さが大いに求められ、
結果的にスケジュールに響いてくる。
だから監督やプロデューサーは、腕の良いチーフ助監督を求める。
撮影部も同様で、チーフ助手いかんで
自分の取りたい映像が取れるか否かがきまるので、
いいチーフに出会うと離さないし、いいチーフを育てる努力を惜しまない。
照明部も録音部も同様である。
腕のいい技師には、必ず腕のいい助手が付いている。
これは我々の世界に限ったことではない。
一般の会社も同様で、いい会社にはいい番頭さんがいるものだ。
例えば打合せ会議に参加しても、
会議に参加している一番下っ端の社員さんの動きを見ていると
「この人は出世するかも」と思うことがある。
動きが光っているのだ。
雑用と侮るなかれ。雑用こそが仕事の基本を作り上げていくのだ。
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