1か月ぶりの投稿である。
実は2月はめちゃくちゃ忙しくなってしまい
久方ぶりの出社となった。
水曜からはまた愛媛に行くので
2月はこの1話だけになる。お許しを!
ビデオの編集は練りに練って行う。
「あの時、撮影していれば…」
「もっとうまく撮影していれば…」
という後悔と自己嫌悪に苛まれつつ、撮ったものだけで料理する覚悟で、
台本を臨機応変に組み替えてわかりやすさ重視で精度を上げていく。
うまく仕上がった時には、満足感にしばし満たされ、酒も頗る旨い。
しかし、そんな作品でも何日か経って見直すと、詰めの甘さやムダを感じる。
だから編集はバタバタと仕上げるよりも、
多少余裕を持って再構成したいものだ。
数日後なら少し感じる程度の違和感が、一年も経って見直してみると、
あの時は「完璧」と思ったのにと、まず間違いなく「?」と感じる。
その出来の悪さに自己嫌悪に陥るのだ。
(2012年秋に行った岡山バージョンの入社案内ロケ)
2012年、私は岡山に本社をもつ企業の入社案内DVDを演出したが、
2013年2月から新たにスタートする三重に本社をもつ企業の入社案内DVDで
再度岡山の入社案内DVDを三重でのプレゼン時に客先で久方ぶりに見た。
ショック!その編集の甘さにヒヤヒヤ、ガッカリした。
私の監督人生で「最高作」の一つと位置付けて2012年を気分よく終えたのだが
これではまだまだ修業が足りない。
終わった作品を何ヶ月か経って見ることは、まぁない。
プレゼン時に見本として見せるということがなければ、
見直すことなく満足感だけで完了し、
納品後にまで私をこの様に苦しめることもなかった。
見直してみると「最高作」と位置付けていたにもかかわらず、
わかりにくさが多々ある。原因はハッキリしている。
私が作品に酔いすぎて尺が長いのだ。
「もっと見たい」という腹八分目がベストなのだが、
満腹になるまでつめこんでいる。
興味のある人ならいざ知らず、25分は中身の割に長い。
この素材量だと20分が腹八分目だ。
それでも突っ走るなら、視聴者を集中させるための
緩急の「緩」のテクニックが必要になる。
昨年この作品が仕上がった時に、私はその「緩」に合格点を出し
完成としたが、半年経ってみると「イマイチ、まだまた」だった。
「ヘタクソー」と自己嫌悪に陥るほどだ。
こう感じることを、見方を変えるとこの歳になっても
私が日々進化していると言えなくもないが…
(録音も完ぺきと思いきや見直してみるとまだまだ甘さが残る)
こうなると東海バージョンは、岡山バージョンとは異なることをしないと
我慢できなくなる。
「客観的に事象や状況を見る」ことはとても難しい。
「客観的」は、監督に求められる唯一無二のポジショニングだ。
しかし監督だからこそ入れ込んでしまう。
入れ込むからスタッフを熱くさせられる。
しかし作品のポジショニングは常に「客観的」でなければならない。
監督として極めて当たり前なのだが…
私は東海バージョン演出に当たり、
改めて「当たり前体操」をしなければならくなった。
東海バージョンは20分以内という制約を自分に課すことにした。
でありながらテーマの転換ごとに余韻(問題点を整理する時間)を取り、
見ながらも考えさせらるようにする。という本質はそのままに編集してみよう。
おそらく岡山バージョン以上に怒涛のように情報が押し寄せ、
視聴者に対する圧迫感が強すぎて
途中で思考停止になる人もでてくるかもしれない。
本来は入社案内DVDを見せるときからが、
社員研修なのだから「しっかり見ろよ」と言いたいが、
そういうわけにはいかない。
プロは視聴者の置かれた立場や心情も鑑み、作品を作らねばならないのだ。
実は2月はめちゃくちゃ忙しくなってしまい
久方ぶりの出社となった。
水曜からはまた愛媛に行くので
2月はこの1話だけになる。お許しを!
ビデオの編集は練りに練って行う。
「あの時、撮影していれば…」
「もっとうまく撮影していれば…」
という後悔と自己嫌悪に苛まれつつ、撮ったものだけで料理する覚悟で、
台本を臨機応変に組み替えてわかりやすさ重視で精度を上げていく。
うまく仕上がった時には、満足感にしばし満たされ、酒も頗る旨い。
しかし、そんな作品でも何日か経って見直すと、詰めの甘さやムダを感じる。
だから編集はバタバタと仕上げるよりも、
多少余裕を持って再構成したいものだ。
数日後なら少し感じる程度の違和感が、一年も経って見直してみると、
あの時は「完璧」と思ったのにと、まず間違いなく「?」と感じる。
その出来の悪さに自己嫌悪に陥るのだ。
(2012年秋に行った岡山バージョンの入社案内ロケ)
2012年、私は岡山に本社をもつ企業の入社案内DVDを演出したが、
2013年2月から新たにスタートする三重に本社をもつ企業の入社案内DVDで
再度岡山の入社案内DVDを三重でのプレゼン時に客先で久方ぶりに見た。
ショック!その編集の甘さにヒヤヒヤ、ガッカリした。
私の監督人生で「最高作」の一つと位置付けて2012年を気分よく終えたのだが
これではまだまだ修業が足りない。
終わった作品を何ヶ月か経って見ることは、まぁない。
プレゼン時に見本として見せるということがなければ、
見直すことなく満足感だけで完了し、
納品後にまで私をこの様に苦しめることもなかった。
見直してみると「最高作」と位置付けていたにもかかわらず、
わかりにくさが多々ある。原因はハッキリしている。
私が作品に酔いすぎて尺が長いのだ。
「もっと見たい」という腹八分目がベストなのだが、
満腹になるまでつめこんでいる。
興味のある人ならいざ知らず、25分は中身の割に長い。
この素材量だと20分が腹八分目だ。
それでも突っ走るなら、視聴者を集中させるための
緩急の「緩」のテクニックが必要になる。
昨年この作品が仕上がった時に、私はその「緩」に合格点を出し
完成としたが、半年経ってみると「イマイチ、まだまた」だった。
「ヘタクソー」と自己嫌悪に陥るほどだ。
こう感じることを、見方を変えるとこの歳になっても
私が日々進化していると言えなくもないが…
(録音も完ぺきと思いきや見直してみるとまだまだ甘さが残る)
こうなると東海バージョンは、岡山バージョンとは異なることをしないと
我慢できなくなる。
「客観的に事象や状況を見る」ことはとても難しい。
「客観的」は、監督に求められる唯一無二のポジショニングだ。
しかし監督だからこそ入れ込んでしまう。
入れ込むからスタッフを熱くさせられる。
しかし作品のポジショニングは常に「客観的」でなければならない。
監督として極めて当たり前なのだが…
私は東海バージョン演出に当たり、
改めて「当たり前体操」をしなければならくなった。
東海バージョンは20分以内という制約を自分に課すことにした。
でありながらテーマの転換ごとに余韻(問題点を整理する時間)を取り、
見ながらも考えさせらるようにする。という本質はそのままに編集してみよう。
おそらく岡山バージョン以上に怒涛のように情報が押し寄せ、
視聴者に対する圧迫感が強すぎて
途中で思考停止になる人もでてくるかもしれない。
本来は入社案内DVDを見せるときからが、
社員研修なのだから「しっかり見ろよ」と言いたいが、
そういうわけにはいかない。
プロは視聴者の置かれた立場や心情も鑑み、作品を作らねばならないのだ。
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