無邪気に分け入る
真言の杜
他愛も無い人の群れ
不意に現れた
大きな黒い蝶と黄色い揚羽
奥へ 奥へ誘う
視線の先に
苔むす墓標の
隙間ない存在。
死者達に
見つめられ息をのんで
無口になる 皆同じ顔になる
全霊で祈る
黒いスーツ姿の若い男。
汗ひとつかいていない
異形に身を整えたか
石の道に潜む謎。
身のほどを弁えた白い蛇を踏むな
ままならぬ日よ、身よ
喘ぎつつも歩け
俯いて歩け
降り注ぐ慈雨も無く
吹き過ぎる風も無い
炎天に何を印する・・・?
今は只ひたすら歩く
あなたと歩く
この恵みを受けよう
真言の杜
他愛も無い人の群れ
不意に現れた
大きな黒い蝶と黄色い揚羽
奥へ 奥へ誘う
視線の先に
苔むす墓標の
隙間ない存在。
死者達に
見つめられ息をのんで
無口になる 皆同じ顔になる
全霊で祈る
黒いスーツ姿の若い男。
汗ひとつかいていない
異形に身を整えたか
石の道に潜む謎。
身のほどを弁えた白い蛇を踏むな
ままならぬ日よ、身よ
喘ぎつつも歩け
俯いて歩け
降り注ぐ慈雨も無く
吹き過ぎる風も無い
炎天に何を印する・・・?
今は只ひたすら歩く
あなたと歩く
この恵みを受けよう