あなたが在ればこその無辜の時間
遮る壁になって 幾度となく
溺れる月さえ救い上げた
もう生きていけないとあきらめて
ひかりの渦に揉まれた時も
何かしら 隠し持った技を使って
人目を忍んで素早くやってきた
今 此処に在るのは眩しさだけ
誰も気付かないわたしだけの虹彩
移ろう空の五彩の色も
暗闇で目立つ白い色も
始まりを告げるはちみつ色も
漂白された揚羽の色も
緩慢な死の色も
伏せた瞳の流す涙も
折れた心が鳴らす鐘の音も知っている
行く末を案じるあなたの声や
そば近く生き続ける気配にほだされ乍ら
柔らかな眠りも手に入れたから
明日も生きるつもりだ。
遮る壁になって 幾度となく
溺れる月さえ救い上げた
もう生きていけないとあきらめて
ひかりの渦に揉まれた時も
何かしら 隠し持った技を使って
人目を忍んで素早くやってきた
今 此処に在るのは眩しさだけ
誰も気付かないわたしだけの虹彩
移ろう空の五彩の色も
暗闇で目立つ白い色も
始まりを告げるはちみつ色も
漂白された揚羽の色も
緩慢な死の色も
伏せた瞳の流す涙も
折れた心が鳴らす鐘の音も知っている
行く末を案じるあなたの声や
そば近く生き続ける気配にほだされ乍ら
柔らかな眠りも手に入れたから
明日も生きるつもりだ。