ファドを聴く月
のけぞる柔らかい四肢に怯みつつも
差し伸べて他意のない一刻の摩耗
身に余る賛美浴びようとも
逼迫する時のおびえ。明日の息災。
縁起の切断に幻惑される
秘密の杜に棲むノゴマも怖い
おまえの朱い喉に わたしは怯える
腎杯に育つ結石は密かに隠すから・・鳴かないで。
意のままにはならぬ晩節
叢林に窺う眼が光るから 星降る夜も
まして月のない夜はことさらに立竦む。
のけぞる柔らかい四肢に怯みつつも
差し伸べて他意のない一刻の摩耗
身に余る賛美浴びようとも
逼迫する時のおびえ。明日の息災。
縁起の切断に幻惑される
秘密の杜に棲むノゴマも怖い
おまえの朱い喉に わたしは怯える
腎杯に育つ結石は密かに隠すから・・鳴かないで。
意のままにはならぬ晩節
叢林に窺う眼が光るから 星降る夜も
まして月のない夜はことさらに立竦む。