映画化されると聞いて、数えて何年待ったでしょうか。期待を裏切らない出来に、即マイベストSF入りです。原作を読んだのは随分昔のことですが、原作の曲者ぞろいのキャラクターたちと、ナンセンス度と不条理度とパイパー度を忠実に映画化してくれています。明らかにアメリカ製エンタテイメントSFとはテイストが違い、モンティ・パイソン系ギャグにミュージッククリップのセンスを足したような新境地SFで、最近の超大作SFとは対極にある作品と言えます。そもそも比べる事が無意味。
宇宙の真理とは?究極のマシンが出した答えは「42」。答えじゃ無くて、その理由が知りたいんだよーと設計されたある「物体」とは?ストーリーのナンセンスさもさることながら、キャスティングが素晴らしい。主役アーサー役のマーティン・フリーマン(相変わらず頼り無い)、ロックミュージシャン風大統領サム・ロックウェル(ハイパー度が最高!)、惑星設計者のビル・ナイ、ガイドのナレーターはスティーブン・フライ(名ナレーションです、必聞)、そして根暗アンドロイド マーヴィンの声をアラン・リックマン。アランは恨めし気なバリトンボイスで、この愚痴ばかり言っているアンドロイドに新たな生命を与えています。鼻声低音を強調したしゃべり方をしているので、いつもより声のベルベット度が上がっているような気が!お気に入りはヴォゴン星でマーヴィンが「手を貸せだって?笑わせるぜはっはっは」(なんで笑わせるのかは見てのお楽しみ)と独り言を言いつつ歩いて行くところ。可愛すぎです。こんなロボット欲しいです。
特撮とビジュアルデザインもハイレベルです。現実感のあるよく出来た特撮、センスのいいクリーチャーデザイン、ヴォゴン役所の待ち合い室クリーチャーたちなんか、何度みても脱力してしまいます。宇宙船の襲来に逃げまどう人々に混じってカフェで新聞を読んでいる女性は、ダグラス・アダムスのお母さんだったり、マグラシア星ホログラム映像は3D眼鏡をかければ本当に3Dだったりと、いろいろな仕掛けも沢山あって、それを探すのも楽しそうです。(究極のマシン、ディープ・ソートの側面にMACのアップルマークが入っているらしいのですが、私には見つかりません・・)
原作者ダグラス・アダムスはこの映画の完成を待たずに2001年に亡くなってしまったのは残念ですが、ファン(少なくともここに1人)の期待を裏切らない映画を作ってくれたガース・ジェニングスに感謝。この映画は間違い無く、カルトムービーの一つとなるでしょう。
宇宙の真理とは?究極のマシンが出した答えは「42」。答えじゃ無くて、その理由が知りたいんだよーと設計されたある「物体」とは?ストーリーのナンセンスさもさることながら、キャスティングが素晴らしい。主役アーサー役のマーティン・フリーマン(相変わらず頼り無い)、ロックミュージシャン風大統領サム・ロックウェル(ハイパー度が最高!)、惑星設計者のビル・ナイ、ガイドのナレーターはスティーブン・フライ(名ナレーションです、必聞)、そして根暗アンドロイド マーヴィンの声をアラン・リックマン。アランは恨めし気なバリトンボイスで、この愚痴ばかり言っているアンドロイドに新たな生命を与えています。鼻声低音を強調したしゃべり方をしているので、いつもより声のベルベット度が上がっているような気が!お気に入りはヴォゴン星でマーヴィンが「手を貸せだって?笑わせるぜはっはっは」(なんで笑わせるのかは見てのお楽しみ)と独り言を言いつつ歩いて行くところ。可愛すぎです。こんなロボット欲しいです。
特撮とビジュアルデザインもハイレベルです。現実感のあるよく出来た特撮、センスのいいクリーチャーデザイン、ヴォゴン役所の待ち合い室クリーチャーたちなんか、何度みても脱力してしまいます。宇宙船の襲来に逃げまどう人々に混じってカフェで新聞を読んでいる女性は、ダグラス・アダムスのお母さんだったり、マグラシア星ホログラム映像は3D眼鏡をかければ本当に3Dだったりと、いろいろな仕掛けも沢山あって、それを探すのも楽しそうです。(究極のマシン、ディープ・ソートの側面にMACのアップルマークが入っているらしいのですが、私には見つかりません・・)
原作者ダグラス・アダムスはこの映画の完成を待たずに2001年に亡くなってしまったのは残念ですが、ファン(少なくともここに1人)の期待を裏切らない映画を作ってくれたガース・ジェニングスに感謝。この映画は間違い無く、カルトムービーの一つとなるでしょう。
マーヴィンをアマゾンUKで購入する夢まで見ましたから。恐ろしいことに、マーヴィンの代わりに届いたのが、ラスプーチン(笑)。同じアラン・リックマンでもこっちは要らない!要りません!「返品どうしよう...」と真剣に悩む夢でした。
Level42!好きでした・・・あのベース、久し振りに聞きたくなりました~~~