
レイキャビクを訪れた旅行者は到着したその時から、その素晴らしさに次回の訪問の計画を考えはじめる・・・と、レイキャビク市観光ページに書いてあったんですが。しかしそれは私には当てはまりません!・・やっと着いた真夜中のレイキャビクは信じられないような暴風雨!空港では両替も閉まっていて、アイスランドのお金もないまま、空港から約45分掛って着いたバスターミナルでは、高級ホテルへは別のバスがあるけれど(安宿の)おまえはタクシーで行けと告げられ勝手が判らずぐずぐずしているうちにタクシーは全部行ってしまい・・・。唖然としていると、吹き飛ばされそうな強風と雨の中でかいボードを持った悲しげな東洋人をさすがに可愛そうに思ったのか、自分でタクシーを呼んだ地元の女性が親切にもタクシーに同乗させてくれる。ほっとしてるまもなくアイスランドクローネを持っていないので運転手さんに半泣きでユーロで支払いさせていただくはめに。ご迷惑おかけしました!

晴れのレイキャビク、港から対岸の山の風景。
小さなゲストハウスに着いたのは夜中の1時。呼び鈴を鳴らして出てきた寝ぼけ顔のおにーさんに「すみません、遅くなっちゃって」とあやまると「遅くなっちゃってってねぇ、君、予約もしてないのに」と言われてしまう。ええっ?予約しましたって!オンライン予約をしたのにどうなっちょるんじゃぁぁぁい!ログインして確認するからPC貸せ!と頭に血が上るが、そこはそれ温厚なアイスランド人らしく「まーあいいよ、いくらでも部屋はあるから」と真夜中だっていうのにのんびりしている。「キッチンもシャワーも勝手に使って。用があったら電話で呼んで。」と告げられ、結局その後2日間一度も宿の人を見ることは無かった・・・チェックアウトも電話すると眠そうな声で「テーブルの上に鍵置いておいて・・・。」冬眠ですか?まさに無人宿。多分客は私一人。
とまあ着いたその日は「大変なところに来てしまった・・・」とすでに大後悔。しかしこれはまだまだ序の口だった・・・なぜなら次の日はクリスマスイヴ。吹き飛ばされそうな暴風の中、午前中が勝負だ!とツーリストインフォメーションに駆け込むが、「スキー場は強風のため閉鎖」「クリスマスマーケットはもう終了」と気がめいる情報ばかり・・・お店も午後には閉まるのに何すりゃいいんじゃ!とカフェに入って朝ご飯を食べる。が、このパンとチーズがやたら美味しい。

うめえ!いや本当!
気を取り直して風に煽られながら市内観光・・・かわいい店はほとんど、いや全部閉まっている・・・しかし町外れで地元の民が激しく出入りする、手書きの入り口の可愛い店を発見。ドアが小さくて中が見えなかったけど入ってみると・・・なぜか男ばっかりで満員のバーガーショップ。しかし入ったからには勇気を出して注文してみる。お店のひげ兄ちゃんが親切で、いろいろ気を使ってくれるのでうれしくなる。このバーガーがおいしかったのですねぇ~!巨大なんですけど、美味しいんですね~!この店はその後、レイキャビク市内の写真集の表紙になっているのを発見。

お店の名はDrekinn。ドラゴンという意味です。トップ画像も。この人誰!
この日は強風のためさっさと宿に帰り、テレビでクリスマスイブ特番を見ることにする。デンマークの歌謡ショーを見て(リック・アストリーが出てた・・)その後アイスランド版紅白?をがんばって見てみる。12時になったころ、クリスチャンではないのですが500mほど離れたところにある丘の上の大きな教会のミサに行く。入り口で係の方に会釈して入ると既にみなさん歌など歌ってらっしゃるので、そっと隅に座って様子を伺う。ヨーロッパにいた時はいつもだれかしらにつれられてクリスマスイブはミサに行っていたので、クリスマスイブの教会という独特の空間を経験すると、この機会を逃す訳にはいきません。言葉に表せないような空気が張りつめた、神聖な空間。牧師さんのお言葉の後、皆で起立して「きよしこの夜」合唱ですが、もちろんアイスランド語なんでクチパクです。なぜか曲の合間にかなり調子はずれなトライアングルの音がチンチンリンリン聞こえるので、「これがアイスランドの教会音楽かあ・・・この音がSigur Rosの原点だったのかもね」と一人納得していたら、どうも違うようで、何人も音の方を振り向いて妙な表情をしている。ただの調子っぱずれなトライアングルだったらしい。
ミサの途中からフラッシュが焚かれているのが気になったのですが、やはり日本人。教会の真ん中でカップルで写真とビデオ、撮り放題です。よっぽど一言言おうかと思ったけど、私だってただの観光客だし、観光客の欲望に正直なこのカップルはある意味あっぱれな根性だよなあと思ったり。でもミサの最中にフラッシュを焚いたりはやはりいかんです。正直、恥ずかしかったです・・・
次の日はなああんとクリスマス!予約していた都心の次の宿に移る。その名も「救世軍ゲストハウス」!受付の青年があまりに美人だったので朝からたまげる(笑)。勢いで年齢を記入する欄に5歳若く記入してみる(爆)。しかしこの宿は部屋にTVがない・・・ショック!まあ無人宿よりいいか。

救世軍ゲストハウス!どうだりっぱだろう!入り口には募金箱!
クリスマスは究極の休日なので当然店も銀行もなにもかも休み、両替もできないぞ~!!仕方ないので近所の高そうなホテルに行ってフロントで両替してもらいました。ついでに「乗馬ツアーはないのかなあ」と訪ねてみると、「今日はほとんど休みだから・・・でも一つだけツアーがある!これに行きなさい!」とお姉さんに進められ、ちょっと高かったけれど午後からのツアーを申し込んでみる。集合までに30分あるので救世軍ゲストハウスに戻ってみると・・・なんか宿の関係者みんな着飾って和やかにクリスマスのお食事をしているではないですか。あらま楽しそうだわね、と眺めていたら「おまえも食べてけ!」と言われ、喜んで参加する。これがまた・・・美味しい。ポテトのクリーム煮やラムの薫製、どれも見た目はどおってことないけれど、美味しい。ただ飯でこんなに美味しいなんてねぇ。「救世軍ゲストハウス」ですから、恵まれない人を対象にしてもいるクリスマスミールでもあったと思うのですが、みんな顔見知りみたいでした。

救世軍ゲストハウスの激うまクリスマス料理!おめえは食ってばかりいたのかって?
そして午後からの乗馬ツアーだ!ずんぐりむっくりのアイスランド馬に乗るのが目標の一つだったのでうきうきしながらバスに乗る。しかしそのツアーは実は・・・乗馬ツアーじゃなかったんです(涙)。涙のクリスマスああ勘違いツアーはまた次回・・・

晴れのレイキャビク、港から対岸の山の風景。
小さなゲストハウスに着いたのは夜中の1時。呼び鈴を鳴らして出てきた寝ぼけ顔のおにーさんに「すみません、遅くなっちゃって」とあやまると「遅くなっちゃってってねぇ、君、予約もしてないのに」と言われてしまう。ええっ?予約しましたって!オンライン予約をしたのにどうなっちょるんじゃぁぁぁい!ログインして確認するからPC貸せ!と頭に血が上るが、そこはそれ温厚なアイスランド人らしく「まーあいいよ、いくらでも部屋はあるから」と真夜中だっていうのにのんびりしている。「キッチンもシャワーも勝手に使って。用があったら電話で呼んで。」と告げられ、結局その後2日間一度も宿の人を見ることは無かった・・・チェックアウトも電話すると眠そうな声で「テーブルの上に鍵置いておいて・・・。」冬眠ですか?まさに無人宿。多分客は私一人。
とまあ着いたその日は「大変なところに来てしまった・・・」とすでに大後悔。しかしこれはまだまだ序の口だった・・・なぜなら次の日はクリスマスイヴ。吹き飛ばされそうな暴風の中、午前中が勝負だ!とツーリストインフォメーションに駆け込むが、「スキー場は強風のため閉鎖」「クリスマスマーケットはもう終了」と気がめいる情報ばかり・・・お店も午後には閉まるのに何すりゃいいんじゃ!とカフェに入って朝ご飯を食べる。が、このパンとチーズがやたら美味しい。

うめえ!いや本当!
気を取り直して風に煽られながら市内観光・・・かわいい店はほとんど、いや全部閉まっている・・・しかし町外れで地元の民が激しく出入りする、手書きの入り口の可愛い店を発見。ドアが小さくて中が見えなかったけど入ってみると・・・なぜか男ばっかりで満員のバーガーショップ。しかし入ったからには勇気を出して注文してみる。お店のひげ兄ちゃんが親切で、いろいろ気を使ってくれるのでうれしくなる。このバーガーがおいしかったのですねぇ~!巨大なんですけど、美味しいんですね~!この店はその後、レイキャビク市内の写真集の表紙になっているのを発見。

お店の名はDrekinn。ドラゴンという意味です。トップ画像も。この人誰!
この日は強風のためさっさと宿に帰り、テレビでクリスマスイブ特番を見ることにする。デンマークの歌謡ショーを見て(リック・アストリーが出てた・・)その後アイスランド版紅白?をがんばって見てみる。12時になったころ、クリスチャンではないのですが500mほど離れたところにある丘の上の大きな教会のミサに行く。入り口で係の方に会釈して入ると既にみなさん歌など歌ってらっしゃるので、そっと隅に座って様子を伺う。ヨーロッパにいた時はいつもだれかしらにつれられてクリスマスイブはミサに行っていたので、クリスマスイブの教会という独特の空間を経験すると、この機会を逃す訳にはいきません。言葉に表せないような空気が張りつめた、神聖な空間。牧師さんのお言葉の後、皆で起立して「きよしこの夜」合唱ですが、もちろんアイスランド語なんでクチパクです。なぜか曲の合間にかなり調子はずれなトライアングルの音がチンチンリンリン聞こえるので、「これがアイスランドの教会音楽かあ・・・この音がSigur Rosの原点だったのかもね」と一人納得していたら、どうも違うようで、何人も音の方を振り向いて妙な表情をしている。ただの調子っぱずれなトライアングルだったらしい。
ミサの途中からフラッシュが焚かれているのが気になったのですが、やはり日本人。教会の真ん中でカップルで写真とビデオ、撮り放題です。よっぽど一言言おうかと思ったけど、私だってただの観光客だし、観光客の欲望に正直なこのカップルはある意味あっぱれな根性だよなあと思ったり。でもミサの最中にフラッシュを焚いたりはやはりいかんです。正直、恥ずかしかったです・・・
次の日はなああんとクリスマス!予約していた都心の次の宿に移る。その名も「救世軍ゲストハウス」!受付の青年があまりに美人だったので朝からたまげる(笑)。勢いで年齢を記入する欄に5歳若く記入してみる(爆)。しかしこの宿は部屋にTVがない・・・ショック!まあ無人宿よりいいか。

救世軍ゲストハウス!どうだりっぱだろう!入り口には募金箱!
クリスマスは究極の休日なので当然店も銀行もなにもかも休み、両替もできないぞ~!!仕方ないので近所の高そうなホテルに行ってフロントで両替してもらいました。ついでに「乗馬ツアーはないのかなあ」と訪ねてみると、「今日はほとんど休みだから・・・でも一つだけツアーがある!これに行きなさい!」とお姉さんに進められ、ちょっと高かったけれど午後からのツアーを申し込んでみる。集合までに30分あるので救世軍ゲストハウスに戻ってみると・・・なんか宿の関係者みんな着飾って和やかにクリスマスのお食事をしているではないですか。あらま楽しそうだわね、と眺めていたら「おまえも食べてけ!」と言われ、喜んで参加する。これがまた・・・美味しい。ポテトのクリーム煮やラムの薫製、どれも見た目はどおってことないけれど、美味しい。ただ飯でこんなに美味しいなんてねぇ。「救世軍ゲストハウス」ですから、恵まれない人を対象にしてもいるクリスマスミールでもあったと思うのですが、みんな顔見知りみたいでした。

救世軍ゲストハウスの激うまクリスマス料理!おめえは食ってばかりいたのかって?
そして午後からの乗馬ツアーだ!ずんぐりむっくりのアイスランド馬に乗るのが目標の一つだったのでうきうきしながらバスに乗る。しかしそのツアーは実は・・・乗馬ツアーじゃなかったんです(涙)。涙のクリスマスああ勘違いツアーはまた次回・・・
朝から仕事もせずに読んでしまった(笑)
次はどうなるんだろう・・・。
ワクワク・ドキドキ☆
明けましておめでたいと思います。
いやー、パンとチーズは本当にウマそうですね。
お土産に送ってください。
こっちに。
頼みますよ。
ホント。
僕はいけないんですから。
アイスランドなんて!
もぉ!
クリスマス料理もド肝をブチ抜かれるほどにウマそう!
馬なんて乗ってるヒマないですよ。
お腹すいた。
>朝から仕事もせずに読んでしまった(笑)
>次はどうなるんだろう・・・。
私の旅はいつも行き当たりばったりで。
(親には「人生もでしょ」といわれておりますが)
次は旅行のハイライト!になるはずだった僻地へ向かうのですが・・
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今年も暴走してくれちゃうんですよね??
>パンとチーズは本当にウマそうですね。
>お土産に送ってください。
ごめんなさああい。
パンも買ってきたんですがもう食べちゃいました(涙)。
>僕はいけないんですから。
>アイスランドなんて!
そんなこと言わないでGWあたりに一緒にNYに行きましょ。次の目標はNYなんで。
>クリスマス料理もド肝をブチ抜かれるほどにウマそう!
旨かったです!!!
本当においしかったです!
しかも誰でもウエルカム!
しかもコックさんが、えらい男前なマッチョで・・・
本年もよろしゅうに。
いや~しかし、旅を満喫されたようでよかったですなぁ。旅といやぁ自然とたわむれるのもいいですが、やっぱり人との触れ合いですよね。
何が起こるか予測がつかないのもまた楽し。
で…イケメンには出会えましたか!?って私は今年もそんなことばっかり言ってます(涙)。こんな私だけど今年も見捨てないでね~。
なかなか楽しい旅行だったようですね。
ちょっとタフでワイルドな匂いもしますが。
アイスランド人というと、ビョークしか知らんのですが、巡り会った人達が、ほのぼのと良い人そうな人達ばかりで(教会の恥知らず日本人観光客を除く) よかったです。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたしまする。
>旅といやぁ自然とたわむれるのもいいですが、
>やっぱり人との触れ合いですよね。
一人旅だと特にそうですよね。
人に助けられながら旅をする・・・
私の場合、行き当たりばったりで
好んで助けが要る状況に
飛び込んでいるようなときもありますが。
>何が起こるか予測がつかないのもまた楽し。
>で…イケメンには出会えましたか!?
イケメンは一杯いて大変困ったです。
しかもみんな親切・・・
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたしましま。
>なかなか楽しい旅行だったようですね。
>ちょっとタフでワイルドな匂いもしますが。
タフというより根性、ワイルドと言うより計画性がないってかんじでしょうか~
何事も適当。
天邪鬼なので観光客の行かないところへ行くのが好きです。
>巡り会った人達が、ほのぼのと良い人そうな人達ばかりで
そうなんですよね。みんな感じがいい、といいましょうか。ちょうど数ヶ月前にオノヨーコがアイスランドでレノンのイベントをやったそうで、彼女はアイスランド大好きらしくて、「清らかな空気とすばらしい人々の国」なーんて誉めてました。でも、その言葉当たってました。
んではでは!
序盤から大変なことになっていたのですね。
でもなかなか経験の出来ない貴重な体験+私たちを大笑い(失礼)させているところが収穫だと思います。
それにしても、タクシーを相乗りさせてくれた人、タクシーの運ちゃん、宿の人たちなど、親切な人の出会いが、旅行をより楽しませてくれていたようで、なによりです。
うーん、食事が美味しそうです。
そのハムなど、つまんで食べてみたいですよ。(^^)
なんだかもったいないので旅行記は1日1記事ずつ、読んでいこうっと。
>序盤から大変なことになっていたのですね。
そーなんです。
暴風雨すごかったですし。
最初はひどかったんですけど、だんだん良くなっていった旅でした。
>経験の出来ない貴重な体験+私たちを大笑い(失礼)させているところが収穫だと思います。
大笑いしていただけましたか?
それだけで苦労した甲斐があったというものですよね。
私の旅はそういうドタバタが多いです・・・
>親切な人の出会いが、旅行をより楽しませてくれていたようで、なによりです。
そのとおりでして、みなさんのおかげで本当に助かりました。
バスでお迎え、の高級な旅も楽ですけど・・・
>うーん、食事が美味しそうです。
>そのハムなど、つまんで食べてみたいですよ。(^^)
ハムおいしかったですよ。
おいしかったから空港でハムの塊を買っちゃいましたもん!
ではでは。