町は観光客と猫しか居ないクリスマスの午後。ちょっと高かったけど念願の乗馬ツアーに参加し、うきうきとツアーバスに乗り込み集合場所に向かった私。が、ツアーの受付で「乗馬ツアーで~す」と告げると「あら、あなたはゴールデンサークル半日観光よ。今日はこれとブルーラグーン半日ツアーしか無いわよ」とおねえさんに宣言される。乗馬じゃあねのか~!!ホテルのおねえさんの「これしかない」ってそういうことか~!バスで観光なんてしたくないのにぃ!しかし口から出たのは「じゃあ、そ、それでいいです・・・・」
半日バスツアーの目的地は、大地の裂け目ギャゥ、熱湯が吹き上がるなんとかっていう間欠泉、氷河の水がど迫力で流れるグトルフォスの滝。ま、一つくらい観光客らしい事をしてもいいでしょ、と、腹をくくって観光してみる。日本人も何人も参加していたけど、なぜか私を避けているようである(手ぶらでカバン無し、黒ずくめに黒ベレー、ミリタリーブーツでは当然かもしれないが、乗馬だと思ったんでぃ!)。しかしはっきり言って、むちゃくちゃ寒い。そしてどれも、大した事無い(失礼・・)。でも参加して本当に良かった!って思ったのは、運転手兼ガイドのお兄さんの語りです。アイスランドが如何に特殊か、歴史や自然や経済、政治に文化に至るまで長いバスの道中説明してくれて、私のような適当な観光客には大変、大変為になりました。どの観光スポットでも真っ先にバスに戻ってくる私を見て、運転手の彼は思ったんでしょうね「こいつあんまり楽しんでないな」。その通りなんですけどね。だから最後に彼の説明が本当に良かった、参加してよかったと告げたときの運転手の驚いた顔が面白かったですね・・・「本当に?」って聞かれちゃいましたからねぇ。時間があればいろいろ質問もしたかったくらい。そしてこの運転手には偶然また会うことに・・・
大地の裂け目ギャゥ。ヨーロッパ大陸プレートと、アメリカ大陸プレートの境目だぞ!ここにまたがってやってみたかったなあ「2大陸を股に掛ける女」
こんな風景が延々と・・・寒いよ~すぐ暗くなるよ~
次の日は旅行のハイライト、レイキャビクから飛行機に乗って200キロの風光明媚なフィヨルドの町イサフィヨルズルへ。相変わらずいつものカフェで朝ご飯して、飛行機の時間まで飽きもせずぶらぶらする。この日はとてもいい天気で、対岸の山が最高に美しい風景でした。相変わらず町は猫だらけ・・・
カフェの朝ごはん。ワッフルです。旨いですう。
ねこにゃん。
飛行場にタクシーで行く途中、運転手さんに「予約しました」というアイスランド語を教えてもらう。が、タクシーを降りたとたん忘れる(爆)。国内線の飛行機は日本からオンライン予約をし、しかもクリスマス特別割引で半額だったので、本当に乗れるかどうか大変不安である。が問題無し!世の中進んだなあ・・・飛行機に乗り込むと、私の席の通路を挟んで反対側に座るやたらパンク&ロックなイケメンお兄さんたちと目が合う。「イサフィヨルズルの若者は随分とロックなのねえ、これが普段着なのかしらん」と思う。空から見るレイキャビクはそれはもう、美しくて・・・それが見れただけで、飛行機に乗った甲斐があった、と本気で思いました。
着いたイサフィヨルズルの空港は小さいのなんのって・・・小学校の教室くらいしか無い。入り口を入ると中の待ち合い室の方たちが一斉に私を見るので「なんてこった・・・そんなに私は珍しいのか?」と内心かなりビビる。でも後で、私の後ろに居たチェーンじゃらじゃらロック兄ちゃんたちに注目していたに違いないことに気づく(ほっ。)。
乗った飛行機。小さい・・・
預けた荷物を待っていると、出てくる出てくるごっついギターケースやらべたべたパンク系ステッカーのハードケースが・・・あの兄ちゃんたちの機材です。宿に電話しようとして電話のところへ行くと、貼ってあるじゃんポスターが・・・兄ちゃんたちはDaltonというバンドでした。知らないけどね・・・
着いた宿は小さな古い家で、私しか泊まっていないので、キッチンもリビングも自由に使っていいと言われる。宿の所有者は隣のお家に住んでいるので、なにかあったら呼んで、とまたまた無人宿パート2である。
コレ一軒まるごと。一泊4000円。イサフィヨルズル夏はいいところらしいです!
さてこの小さな、しかし歴史的にも観光的にも重要な町イサフィヨルズルは、切り立った山に囲まれ、入り江に突き出た半島にこじんまりと収まる可愛い町。近くにはアイスランドでは有名なスキー場があり、そこで滑りたいがためにわざわざボードを持っていった私ですが、早速スキー場に電話してみると、数日前までオープンしていたけれど、先日の雨で雪が溶けてしまい今日は閉鎖中と言われてしまう。どおおおおすりゃいいんじゃい!重かったんだよここまで持ってくるのは!!しかもボードケースをわざわざこの旅行のために買ったんだよ!?観光もシーズンはずれなので、どこにも行けないし・・・しょうがないんでさっき一緒になったバンドでも見に行くか、と雑貨屋のおねえさんに場所を聞くが、宿でテレビを見ているうちに寝てしまう・・・まあ行ったら行ったで「こいつ飛行機で一緒だった東洋人・・」と思われるのもなんだか恥ずかしいし、と思う事に。
町一軒のパン屋さん。パンをお土産に買って帰りました。
次の日はくもり。する事が無いので頑張って山の途中まで登ってみる。寒い!でも山の3分の1くらいのところで座って目的の一つ「現地で音楽鑑賞」SigurRos編をしてみる。SigurRosのDVDにもこの町イサフィヨルズルは出てきますから。(ちなみに今まで実行したのはアイルランドの丘でエンヤ編、グラスゴーでWaterboys編、ダブリンのノースサイドでU2編などなど)す、すばらしい!やっぱり音楽が違って聞こえる・・・頑張って聞いていたが寒くなって来たのでギブアップ。家にかえって自分でご飯を作ってTVを見まくる。火曜サスペンス劇場UK版みたいなやつとか、リッキー・ジャービスのTVドラマとか面白いのが一杯やってて。2チャンネルしかないんだけどねえ。ロード・オブ・ザ・リング2つの塔スペシャルエディションもやっていて4時間近いのに性懲りも無く見てしまう。この映画ってアイスランド人は「あらあ、うちのご先祖にそっくりねえ、この人たち」とか思って見ているのではないかと思ってみたりする。(昔のアイスランドの生活を再現した絵がそっくりだったんで。)
しかしはるばるアイスランドに来たのにTVばっかり見ているのも悲しい!ってことで急遽帰りの便を早めて貰う事に・・・予約の注意書きには「スペシャルオファーなので便の変更が出来ません」と書いてあるけど思い切って飛行機会社に電話してみると、あっさり「いいですよ」と。ラッキー!
山からの風景。
再び飛行機に乗ってレイキャビクへ・・・そしてクリスマス休暇開けのレイキャビクはどこから湧いて来たのよ君たち!というぐらい人で溢れ、結局今回の旅行中最も密度の高いレイキャビクの日々がこの日から始まったのでありました・・・
半日バスツアーの目的地は、大地の裂け目ギャゥ、熱湯が吹き上がるなんとかっていう間欠泉、氷河の水がど迫力で流れるグトルフォスの滝。ま、一つくらい観光客らしい事をしてもいいでしょ、と、腹をくくって観光してみる。日本人も何人も参加していたけど、なぜか私を避けているようである(手ぶらでカバン無し、黒ずくめに黒ベレー、ミリタリーブーツでは当然かもしれないが、乗馬だと思ったんでぃ!)。しかしはっきり言って、むちゃくちゃ寒い。そしてどれも、大した事無い(失礼・・)。でも参加して本当に良かった!って思ったのは、運転手兼ガイドのお兄さんの語りです。アイスランドが如何に特殊か、歴史や自然や経済、政治に文化に至るまで長いバスの道中説明してくれて、私のような適当な観光客には大変、大変為になりました。どの観光スポットでも真っ先にバスに戻ってくる私を見て、運転手の彼は思ったんでしょうね「こいつあんまり楽しんでないな」。その通りなんですけどね。だから最後に彼の説明が本当に良かった、参加してよかったと告げたときの運転手の驚いた顔が面白かったですね・・・「本当に?」って聞かれちゃいましたからねぇ。時間があればいろいろ質問もしたかったくらい。そしてこの運転手には偶然また会うことに・・・
大地の裂け目ギャゥ。ヨーロッパ大陸プレートと、アメリカ大陸プレートの境目だぞ!ここにまたがってやってみたかったなあ「2大陸を股に掛ける女」
こんな風景が延々と・・・寒いよ~すぐ暗くなるよ~
次の日は旅行のハイライト、レイキャビクから飛行機に乗って200キロの風光明媚なフィヨルドの町イサフィヨルズルへ。相変わらずいつものカフェで朝ご飯して、飛行機の時間まで飽きもせずぶらぶらする。この日はとてもいい天気で、対岸の山が最高に美しい風景でした。相変わらず町は猫だらけ・・・
カフェの朝ごはん。ワッフルです。旨いですう。
ねこにゃん。
飛行場にタクシーで行く途中、運転手さんに「予約しました」というアイスランド語を教えてもらう。が、タクシーを降りたとたん忘れる(爆)。国内線の飛行機は日本からオンライン予約をし、しかもクリスマス特別割引で半額だったので、本当に乗れるかどうか大変不安である。が問題無し!世の中進んだなあ・・・飛行機に乗り込むと、私の席の通路を挟んで反対側に座るやたらパンク&ロックなイケメンお兄さんたちと目が合う。「イサフィヨルズルの若者は随分とロックなのねえ、これが普段着なのかしらん」と思う。空から見るレイキャビクはそれはもう、美しくて・・・それが見れただけで、飛行機に乗った甲斐があった、と本気で思いました。
着いたイサフィヨルズルの空港は小さいのなんのって・・・小学校の教室くらいしか無い。入り口を入ると中の待ち合い室の方たちが一斉に私を見るので「なんてこった・・・そんなに私は珍しいのか?」と内心かなりビビる。でも後で、私の後ろに居たチェーンじゃらじゃらロック兄ちゃんたちに注目していたに違いないことに気づく(ほっ。)。
乗った飛行機。小さい・・・
預けた荷物を待っていると、出てくる出てくるごっついギターケースやらべたべたパンク系ステッカーのハードケースが・・・あの兄ちゃんたちの機材です。宿に電話しようとして電話のところへ行くと、貼ってあるじゃんポスターが・・・兄ちゃんたちはDaltonというバンドでした。知らないけどね・・・
着いた宿は小さな古い家で、私しか泊まっていないので、キッチンもリビングも自由に使っていいと言われる。宿の所有者は隣のお家に住んでいるので、なにかあったら呼んで、とまたまた無人宿パート2である。
コレ一軒まるごと。一泊4000円。イサフィヨルズル夏はいいところらしいです!
さてこの小さな、しかし歴史的にも観光的にも重要な町イサフィヨルズルは、切り立った山に囲まれ、入り江に突き出た半島にこじんまりと収まる可愛い町。近くにはアイスランドでは有名なスキー場があり、そこで滑りたいがためにわざわざボードを持っていった私ですが、早速スキー場に電話してみると、数日前までオープンしていたけれど、先日の雨で雪が溶けてしまい今日は閉鎖中と言われてしまう。どおおおおすりゃいいんじゃい!重かったんだよここまで持ってくるのは!!しかもボードケースをわざわざこの旅行のために買ったんだよ!?観光もシーズンはずれなので、どこにも行けないし・・・しょうがないんでさっき一緒になったバンドでも見に行くか、と雑貨屋のおねえさんに場所を聞くが、宿でテレビを見ているうちに寝てしまう・・・まあ行ったら行ったで「こいつ飛行機で一緒だった東洋人・・」と思われるのもなんだか恥ずかしいし、と思う事に。
町一軒のパン屋さん。パンをお土産に買って帰りました。
次の日はくもり。する事が無いので頑張って山の途中まで登ってみる。寒い!でも山の3分の1くらいのところで座って目的の一つ「現地で音楽鑑賞」SigurRos編をしてみる。SigurRosのDVDにもこの町イサフィヨルズルは出てきますから。(ちなみに今まで実行したのはアイルランドの丘でエンヤ編、グラスゴーでWaterboys編、ダブリンのノースサイドでU2編などなど)す、すばらしい!やっぱり音楽が違って聞こえる・・・頑張って聞いていたが寒くなって来たのでギブアップ。家にかえって自分でご飯を作ってTVを見まくる。火曜サスペンス劇場UK版みたいなやつとか、リッキー・ジャービスのTVドラマとか面白いのが一杯やってて。2チャンネルしかないんだけどねえ。ロード・オブ・ザ・リング2つの塔スペシャルエディションもやっていて4時間近いのに性懲りも無く見てしまう。この映画ってアイスランド人は「あらあ、うちのご先祖にそっくりねえ、この人たち」とか思って見ているのではないかと思ってみたりする。(昔のアイスランドの生活を再現した絵がそっくりだったんで。)
しかしはるばるアイスランドに来たのにTVばっかり見ているのも悲しい!ってことで急遽帰りの便を早めて貰う事に・・・予約の注意書きには「スペシャルオファーなので便の変更が出来ません」と書いてあるけど思い切って飛行機会社に電話してみると、あっさり「いいですよ」と。ラッキー!
山からの風景。
再び飛行機に乗ってレイキャビクへ・・・そしてクリスマス休暇開けのレイキャビクはどこから湧いて来たのよ君たち!というぐらい人で溢れ、結局今回の旅行中最も密度の高いレイキャビクの日々がこの日から始まったのでありました・・・
でも、現地に足を運ばなければできない経験をたくさんされましたね。
現地での音楽鑑賞…なんて素敵なんでしょう!
いいなぁ。うらやましいですぅ。
レポートの続きを楽しみにしてます。
そんなに面白がっていただいて、行った甲斐がありました(爆)。実際には「どうしょう・・・」「ありゃりゃ」「がっくり」の組み合わせでしたが・・
また行きたいか、と聞かれたら、行きたいです!
現地音楽鑑賞は、エンヤでやって病みつきになりました。アイスランドでビョークも聞くべきだったかも???
レポートの続きがんばります~
つまってた鼻水が吹き飛んだですよ!!
アイスランドでビョークは寒そうです…色々と。
ヨーロッパ大陸プレートと、アメリカ大陸プレートの境目は
アタシも死ぬまでに一回は実際に見てみたいです!
いいなぁ~~~!!
>無人宿part2、めちゃめちゃ笑いました。
>つまってた鼻水が吹き飛んだですよ!!
そりゃよかった!
無人宿はアイスランドでは普通なんでしょうかねぇ~。
たぶんそうでしょうね。
ちょっと寂しかったです~。
>アイスランドでビョークは寒そうです…色々と。
そうそう!寒そう!
私ビョークあまり好きじゃないんで・・・
レイキャビクではエイジアン・ダブ・ファウンデーションとか聞いてました。
寒いときはエスニック!?
>ヨーロッパ大陸プレートと、アメリカ大陸プレートの境目は
>アタシも死ぬまでに一回は実際に見てみたいです!
ここ、本当は、この割れ目にまたがって
「大陸を股にかける女」をやりたかったんですけど
凍っていて滑って落ちたら危なそうだったんで
出来ませんでした~。
マイナーですが、大学の専攻が『岩石学』だったもんで(笑)
ちょっと岩戸か石とか興味あるんですよねー。
>ギャゥ行ってみたいなあ。
>マイナーですが、大学の専攻が『岩石学』だったもんで(笑)
ギャゥ、ご存知でしたか?
私は今回始めて知りました。
冷静に考えると結構すごいものを見たかもですよね・・・
ギャゥは、意外と控えめな割れ目でした(笑い)。
『岩石学』って面白そうですね!
私も岩石の類は大好きなんですよね。
って言うか化石とか鉱石とか宝石とかかなあ・・・
裂け目ギャゥ…覗き込んでみたいですねぇ。
それにしても、その光景よりもバスでのptdさんの行動が面白いですね。ガイドさんや運転手さんにも目を丸くされるなんて、よっぽど早く帰ってきて座り込んでいたのですね。(^^;
う…せっかくなのでロード・オブ…は観るのを辞めましょう。もったいない。(>_<)
ぎゃぅ!です。名前が良いですよね(笑)!
覗き込むと、底が見えませんでした・・・
>よっぽど早く帰ってきて座り込んでいたのですね。(^^;
はい、凄く寒かったこともあるのですが。しかも乗馬ツアーだと思ってたのに仕方なく参加してましたから、適当に見てさっさとバスに帰ってきてまして・・・
>せっかくなのでロード・オブ…は観るのを辞めましょう。
でもする事ないんです・・・TV見るしか無いんですよ・・自分でももったいないと思いました!!!