大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

ヤンボラデー

2009年04月19日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 昨日は10人のヤンボラ(ヤングボランティア)たちが学童保育に駆けつけました。peace

 ぽぽろのヤンボラたちの多くは病気や障がいなどとつき合いながら(乗り越えつつある人もいる)自立・自律をめざして「自分さがし・自分くずし」の青年期を送っています。この日はIさんとTくんが初参加。感想はいかがでしたか?(私は残念ながらヤンボラ反省会には長~い相談電話があって参加できず)

 ついでに、彼らにつき合う(寄り添う)担当スタッフも若やいだ雰囲気に微笑みながら、自らの親の介護や孫の世話など退職後の「自分さがし・自分くずし」の道を歩んでいます。「一年のボランティアというつもりだったのに、はや4年目。いい加減に、次の退職者にバトンタッチしたいわ。前期高齢者をいつまでこき使うつもりやねん!soppo」といつもぼやきながら、昨日は増える教え子たちに嬉しい悲鳴をあげていらっしゃいました。

 ヤンボラ諸君!昨日はとても心強かった。子どもたちは若いお兄さんやお姉さんが大好きです。もっともっと、自分からどんどん子どもたちの中に入っていって遊んでくれたらいいよ。
 スタッフの動きを見ながら自分も真似てみる、目の前の子どもの遊びにつき合ってみる、子どもと目があったら話しかけながら遊びに誘ってみる、初めはたくさんでなくていいから好きな子・親しい子を見つける(いつまでも同じ子にしがみついていないで他の子にもアタックしてみる)など、意識的に参加できたらいいね。子どもたちに教えられながら「ボランティア」って何だろうと一緒に考えていきましょう。

 そして、ヤンクラ(ヤングクラス)にものぞいてみてくださいね。今、ヤンクラ生大募集中です。家から一歩外へ出たい人、自分に自信をつけたい人、小集団で学んでみたい人、会社や作業所などで働きながらも週に一回でも学びたい人、社会経験を広げたい人、趣味的なことをしてみたい人、…自分を大切に自信をつけたい、生活する力や仕事を選び取る力をつけていきたいとねがっている人は申し込んでください。ヤンボラでなくてもかまいません。紹介してくれてもいいですよ。

 ヤンクラではパソコンを学んだり(これはずっと続いています)、お年寄りの介護現場に行って学んだり、就職フェアをのぞいたり、料理を作ってみたりしました。先々週にはヤンボラの仲間が働く作業所の見学もさせてもらいました。
 パソコンの方は担当スタッフのO(オリチュー)さんが何か次の一手を考えていらっしゃいます。パソコンを使った「仕事さがし(づくり)」かなぁ?オリチューさんからいただいたラジオ番組の録音を車の中で聞きながら私も考えようとしています。

 先日の子育て支援教室で「うちの子は中学卒業まであと4年」だとか、「あっという間に高校生です。行くところがあるでしょうか?」などという話にもなりました。ぽぽろのこの青年期~成人期へのとりくみへの期待と注目もあるようです。
 スタッフたちから「またまた大ボラを吹いて勝手なことを!」とか「先走っていわんといて!」と叱られそうだから半信半疑で聞いておいてください。
 今は本当に身体が二つあっても足りないくらいです。もともとぽぽろ発足当時からめざしていた児童デイサービスの事業化は産みの苦しみの段階です。決して段階論ではありませんが、次はこれまた発足当時からの青年期の事業化の課題です。今年は青年期プロジェクトが本格的に動く年にしたいと思います。

 それにしても、この国の文化(教育)と福祉は何と貧しいことか。「我々には知恵や経験はたくさんあり、自立・自律に向けた事業化へのアイデアを生かしたいとねがっている。無いのはお金と体力!」というぼやきが聞こえてきそうだ。青年期のとりくみは、この国の病んだ社会が抱える「不登校・登校拒否」「ニート・引きこもり」「非行」といった社会的問題とも接点をもった領域です。つまりは社会的貢献に通ずると確信しているわけです。であるならもっともっと公的支援、社会的な支援があってもいいと思っている。「自己責任」論を説く「構造改革」路線は誰の目から見ても破綻してきているのだから、考え直すときに来ているのではないだろうか。多くの障害者団体から「自立できない」と圧涛Iな抗議を受けた障害者自立支援法ですが、今の国会に上程されている「改正案」からは、それが見えてこない。
 今日は大きな話しになりました。

 久しぶりのオフでしたが、散髪、結婚するという長男の彼女へのプレゼントさがし、穴があくまでにすり減った自転車のタイヤ交換(後輪はめんどくさい)とパンク修理などあっという間に一日が過ぎ去ってしまいました。

 タイヤ交換などは私の「至福のひととき」。解体したものを記憶に頼らず、順番に置いた部品を見ながらも勘に頼って組み立てる。こぐたびにカックンカックンするというのはチェーンのたるみにあると気づき、それをも直し、油を注ぎ終わって快調に走れたときの達成感と充実感!あとのビールがうまかった!そういえば障連協のS氏もブログに同じようなことを書いていたっけ?彼はバイクだったよなぁ…。beer

 それにしても、散髪屋で言われたこと。「白髪が少ないですなぁー」だって。嬉しくも何ともない、ほっといてんか。「髪の毛はもっと少ないですわ!」と言い返すと、以前はアメリカの毛はえ薬がどうとか…得々と「専門領域」の話を語ったおっちゃんがダンマリ。あの頃はまだ希望が持てたということか。すると今度は隣でドライヤーをかけているおっさんに「市販のものはありませんぜ。毛を太くするのがありまんねん。業界でしか売ってませんで!」と語っている。
 近頃は頭のてっぺんにMちゃんが唾のャ}ードを塗りたくってくれるわ、Hくんが不思議がって爪は立ててくれるわ、Mくんも不思議がって?机の上にのぼって掌・5本櫛でかき分けてくれるわ、別のHくんが興奮して髪の毛を引っ張るわで「めちゃくちゃでござる」。あっという間にドラゴンズのW選手並みになるのだろうか…。仕事のストレスか?同僚のS氏が私を猛追している。



滋賀大キッズカレッジ大阪(ぽぽろ)教室

2009年04月19日 | ノンジャンル
  お待たせしました。以前にお知らせしていました「読み書き・算数」障害に関わるNPO法人 滋賀大学キッズカレッジと連携した「ぽぽろ教室」がスタートします。対象はぽぽろの相談を通じてキッズのスタッフが指導の必要性を受け止め、希望される方です。運営・指導はすべてNPO滋賀大学キッズカレッジ方式で行います。

 すでに、これまでぽぽろの相談を受けられた方で、かねてからご希望のあった方には詳細な案内を送りました。ホームページへは近々アップされる予定です。お問い合わせはぽぽろまでお願いします。(なお、ぽぽろ事務所は基本的には日曜日と月曜日がお休みです。)
 なお、滋賀大キッズカレッジのホームページに「ャロ教室」とあるのは「ぽぽろ教室」の誤りです。
 ぽぽろの窓口・担当者は滋賀大キッズカレッジで研鑽を積む船越文香です。
 大阪教室の責任者は特別支援教育士・NPO法人滋賀大キッズカレッジ&地域教育支援センター専任スタッフ・元小学校教員の井川百々代氏です。

 また、大阪教室の開催にあたって「読み書き・算数」障害についての講習会を大阪教室主催で計画されています。日時はすべて日曜日で会場はぽぽろのあるおおさかパルコープつるみ集会室です。講師陣は井川氏の他に滋賀大学・窪島努氏(NPO滋賀大学キッズカレッジ理事長)、三重大学・赤木和重氏などです。詳細についてお知りになりたい方はぽぽろにお問い合わせください。