大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
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卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい

2009年12月04日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 渡辺昭男先生(鳥取大)を招いての10周年記念講座が終わりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
 予告通りの「目からウロコ」というご感想をいただきました。

 

 「高等部のあとに「専攻科」がある学校があると聞き、漠然と「いいなぁー」と思っていましたが青年期~成人期で身につけていく「社会生活力」のスキルは「これだ!」と思いました。それを具体化している課程もすばらしい。専攻科がほしいなぁ(つくらないといけないのかなl!?)必要だな~と思いました。知的の重い子でも可能なような気がしました。」(支援学校中学部保護者)

 「目からウロコが落ちたようなお話でした。自立のために、就労のために○○できないからできるようにする、ということばかり考えていたのですが、それだけではなく生活や余暇を楽しむ力、コミニュケーションや30分(の職場の休憩時間に)たわいもない話をしながらお茶を飲む力をつけるなんて考えたこともなく…(そういえば、そういうのが苦手でしんどい子だなぁ…)でも、そういう風に生活を楽しむ力がついていったらすばらしいなぁ…と思いました。」

 「専攻科について今日初めてお話を聞きました。以前から支援学校高等部を卒業して、すぐ作業所などで就労というのにすごく不安を感じていました。知的・精神レベルで幼いのに、なぜそんなに急いで実社会に飛び込まされるのか…でも親としては在宅になるのはこわい…という点をはかりにかけて結局、作業所へ行く方を選択することになるのかなぁと思っていました。子どもの長い人生を考えても、もっと基礎的な力をつけてやりたいというのは切実な親の思いだと思います。どのように活動していけば専攻科を増やしていけるのかは、まだよくわかりませんが、その一歩を気付かせていただけてとても勉強になりました。」

 などなどたくさんの感想をありがとうございました。

 さて、「卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい」(来年1月19日)を是非成功させましょう。大阪でもあちこちにこうした学ぶ場(形は様々)をつくり、制度として「専攻科」が実現するように粘り強くとりくんでいきましょう。

 興味のある方、参加されたい方はぽぽろまでご連絡ください。


 さて、今日の児童デイ(学童保育)は寝屋川支援学校の文化祭で子どもたちは少し少ない参加です。スタッフとヤンボラの方が多いという体制です。ぽぽろも来年度に向けて新規採用者の募集(男性1名)を行っています。今日は大学の新卒予定の方の体験の日です。片隅にいる私もそうですが、圧涛Iに多い・パワーのある女性スタッフたちが興味津津、楽しみに待っています。

 雨で公園あそびは無理かなぁ?午後はやんで欲しいなぁ。子どもたち!待ってるよー!