大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

明日は自閉症講座

2010年06月26日 | 実践講座案内
 今日もたくさんのこどもたちが来ました。
 学童では相撲大会が圧巻でした。いつもの着ぐるみのお相撲さんが、今日来た一人残らずの子どもたちと「相撲」を楽しみました。土俵相撲に腕相撲、指相撲と3種類あることをMoちゃんの参戦で初めて自覚しました。
 おもろかったなぁ。写真があると思うので(私は例によって一人相撲でしたのでカメラはやじ馬が…)、乞うご期待!です。

 療育はこれまではずっと周辺参加でジリジリ距離を詰めてきたTaくんが、今日は「いきなり」集団の真ん中に飛び込んで参加してきました。早めに来てトランャ潟唐ナウオーミングアップしたり、彼の写真がギリギリ間に合って始める前に写真でのやりとりがあったりしたのも幸いしました。辛抱強く周辺参加に寄り添ってくださったお母さん、ありがとう。


 さて、いよいよ、明日は年に一度のぽぽろ「教職員・施設職員のための実践講座」の中の「自閉性障害児者の発達と教育・福祉」の講座です。


 スタッフを含んで申込みは90名です。そのうち作業所・民間福祉関係が35名、小学校が16名、特別支援学校関係が13、療育・支援センター関係が7、保育所が7、中高校3、その他となっています。
 福祉関係が4割というのはかつてない割合です。
 気になるのは特別支援学校の先生方の参加状況です。各地の大阪の障害児教育をよくする会の総会が重なったとはいえ、少し少なすぎるなぁ。

 定員は100人ですので、少し余裕があります。当日参加も受け付けさせていただきます。

 さて、すっかり準備も整いました。
 私はぽぽろとしてはもちろんですが、個人的にも赤木先生の講演にとても期待しています。非常に分かりやすいお話ですし、私たちが日頃から現場で問題意識をもって話し合っていることにかみ合ったお話をしていただけるからです。

 明日のお話の内容はレジュメ(A4版15枚)からひろってみますと、
【Part1:午前】自閉症の基礎理解とかかわりの基本(ここはベテランの方にはちょっとモノ足りないかも)
【Part2:午後】「障害特性に応じた教育」について深く考える
【Part3:午後】問題行動の理解と対応
です。参加者の層を考えて検討していただきました。

 そして、1日を通しての目標として
【1】「自閉症という障害についておおむね理解できる」
【2】「日頃かかわっている自閉症の○○さんへの支援が思い浮かぶ」
がかかげられています。

 午後のPart2の「深く考える」というところがみそでしょう。「障害特性に応じた教育」と言えば、「聞きあきた」「当たり前」という方もいらっしゃるでしょう。もう一度深く考えてみたいと思います。
 そして、何よりも「問題行動の理解と対応」は今日の福祉や教育・保育現場の状況を踏まえてこちらからお願いした点でもあります。ぽぽろの実践の中でも常に議論しているところでもあります。

 ぽぽろの専従スタッフは5月から月一回は『みんなのねがい』(「全障研」全国障害者問題研究会の機関誌)の学習会をしています。月1回は白石正久・白石恵理子編の全障研から出版された『教育と保育のための発達診断』を1章ずつ学習しています。次回は第3章「1歳半の発達の質的転換期」と第4章「自閉症の発達的理解と発達診断#ュ達的に1歳半頃に焦点を当てて=vです。この4章が赤木和重先生の執筆によります。専従スタッフはちゃんと読んでから今回の講座に参加することになっています。「学ばざる者 ぽぽろのスタッフにあらず」という先輩たちの無言の期待に応えて、明日は居眠りしないで頑張りましょう。