大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

不思議ボール

2010年11月06日 | 児童デイサービス
3日(祝日)の学童こと。
バイトスタッフのHuさんからの写メールと報告です。

 先ずはHくんと不思議ボール。

 このオレンジのボールはアメリカから空輸されてきたボールです。名前を忘れました。以前ぽぽろの非常勤スタッフであったアメリカ帰りのNさんに注文してもらいました。

 空気の入った分厚い風船の表面に5センチくらいのひらひらがついているので、イソギンチャクのように見えます。
 何とも言えないほんわかした不思議な感触なので、持つと気持ち良かったり癒されたりするかなって思って購入しました。
 1個は噛みちぎって空気が抜けてしまいました。

 これで遊ぶ子は感触遊びが大好きな子らばかりではなかったようです。
 Hくんに渡すと椅子に座ってボールを上にあげ360度に回しながら見たり
なにかの音がするのか首を傾げなら耳を近づけたりしてました





 次はFuくん、Haくんの工作中の写真。
 Haくんは1カ月も前に作った作品である「ライフル銃」を大事にとっているそうです。結構場所をとると思うけどなぁ。この日もでっかい作品をお母さんに担がせて持ち帰りました。Haくんは土曜日にトランャ潟搭ウ室に通いだしたので久しぶりの学童でした。トランャ潟唐ェかなり上達したそうです。ぽぽろのトランャ潟唐ナは30センチもジャンプできません。立ち上げるときに30万円くらいのトランャ潟唐w入する話はあったのだけど、私などが飛ぶと頭が天井に着いて血まみれになるということで断念したのです。是非ともHaくんのトランャ潟唐ゥてみたいものです。




 Haくんはずいぶん落ち着いてお兄ちゃんらしくなってきました。午後のひと時をYu兄ちゃんと二人で静かにピアニカを吹いていました。

 Fuくんはお弁当を食べると「そうやった、見せてやろう!」という感じで弁当袋のひもを結んで見せてくれました。



 次は3日のMちゃんのこと。
 前回同様に今回もとドッチボールに誘ってみましたが『遅いから』と言ってこの日は周辺参加でした。どこに行くのかなと思ったら公園の滑り台をみて『手もって、でも(てっぺんまでは)届かんな』といいながら頂上まで登ったときの笑顔です。


画伯の葛藤

2010年11月06日 | 児童デイサービス
 3日の祝日の午後は公園に行かずにYくんと二人きりでプレールームに残りました。
 前回は用意して頂いている写真カードを持ってきて、朝からお弁当の写真をしきりに見せて大騒ぎ。みんなの許し(説明するとみんなとても優しい子らばかりです。早弁いいよと言ってくれます!)を得て「早弁」。
 今回も何故だか10時半ころにはまたまた「お弁当」。伸ばして伸ばして限界のきた11時半ころに「さぁ~お片づけだ!それからお弁当にしよう!」と言うと「ハイ」といい返事。

 前回はお弁当の後に「おやつ」の写真、「おかあさん」「自家用車」「お家」だったかな?順番に写真があったのですが、彼は午後になるとさっそく「おやつ」そして「自家用車」へ。どうも帰りたいのかな、おもしろくないのかな…?で、絶対に公園には行かないと拒否するので、お迎えのお母さんに(そんなに写真カードにはこだわりはないようですが)公園の写真も入れていただくように頼みました。

 そして、今回。公園の時間になりましたが写真を見せても彼はこれまた拒否。でも、途中で何回か大きな声で「こうえん!」と叫んでいたのでやっぱり行きたかったんだろうな、行けない理由がどこかにあるんだろうなと思ったわけです。私のもくろみは見事にはずれでした。誰かが写真が小さくてしかもドッヂしてるところだからかなぁ?とつぶやきましたが、そうではない気がします。

 そこで、彼に付き合って発見したことがあります。このことを誰か知っていました?私はこの発見に胸がワクワクゾクゾクしたものです。

 これは午前中の彼の絵です。とにかく、絵も楽しいけどもっともっと楽しいことはいっぱいあるよ!ジャンボ滑り台だって楽しいよ!と誘うのですが乗ってきません。チラチラと滑り台の方を見ているのはみんな知っています。でも、手でも引いてしつこく誘おうとするものならパニックになりそうです。とにかく描きたい絵をどんどん描いて過ごしました。


 午後一人になるとますます絵に力が入ります。
 暑いので喉もガラガラで水筒は空っぽに。
 中の氷を狭い口から何とか出そうとしているのですが出ません。大きいほうの口をあけて氷を渡すと嬉しそうにガリガリかじって「お前もたまには気のきいたことをしてくれるやんか」てな表情で見つめてきます。


 発見はこの次です。見えますか?大きな閉じる丸を描いて、その中に小さい丸が二つ!!!!お~!!顔だ。すごい。「2歳」くらいの力がないと描けません。
 すると、彼の中では自分で選びとる力、自分の意志が相当はたらいていることになる。
 問題はこの後ですぐにグルグル丸で塗りつぶしてしまうことです。どうもここら辺に彼の心の葛藤が表れているようです。
 彼の今の様子は一方的なこちらの思い込みや押しつけを拒否しようとする表れなのかもしれない。自我の誕生から自我の拡大へと向かう大切な時期なのだろう。今までの僕とは違うよと!と教えてくれているのかもしれない。
 私の大発見でした。



 これは、やはり思った通りの行動でした。
 誰もいなくなって、滑り台の高さを低くしておいてあげると、ちゃんと自分から乗っています。やりたいけど、(今は)みんなと一緒にはできない…。でもやりたいのですね。
 氷をガリガリ食べながら滑り降りました。




堺(松原)に学ぶ作業所をつくろう

2010年11月06日 | 専攻科・学ぶ作業所
今日は快晴です。

 早朝出勤して仕事をしようとすると、これまた早朝にキッズぽぽろ学習室で早めにやってきたスタッフのHuさんが泥棒か何かが入っていはしないかと不安にかられて事務所に電話をかけてきました…(笑)。

 この間は実践に加え、ものすごい量の電話相談に追われ実務が溜まる一方です。
 明日はヤンボラ・ヤンクラの奈良公園散策の日です。自称「大阪のボブ・ディラン=ジャック」ことヤンボラのOくんが参加するというフォークソング愛好会ライブもたまたま公園内であります。超楽しみにしていたのですが、このままでは行けそうにありません。あ~秋が逃げていく…トホホ…。


 さて、今週もいろんなことがたくさんありすぎましたが、4日の堺での堺(松原)に学ぶ作業所をつくる会(準備)事務局会議のことを少し報告します。
 これは10月の第一回集いの様子。大奮闘の事務局長・Hさんも輝いています。

 38名の方の参加で大いに盛り上がりました。


 で、事務局では4日に作業所の学びのプログラム部門、建設部門、資金・会の組織を担当する運動部門に分かれてプロジェクト会議。わが法人本部からもI常務理事とA氏も初参加。12月2日の大阪全体の「つどい」に向けて、呼びかけ人の集約、会の名称と申しわせ、建設資金目標と一口募金、利用登録申し込み、カリキュラムなどについて意見交換しました。次回は11月24日(水)です。
 12月2日(木)午前10時半~12時、堺市総合福祉会館に是非来てください!
 第1号に続いて第2号、3号と各地に学ぶ作業所が広がることを願って…。(口が勝手に動いています。)

 今回は第一回「つどい」に参加されていた小学校3年保護者の方が新たに加わってくださり、計3名の保護者が事務局に。ぽぽろの担当スタッフShaくんが一番若いのですが、何よりも嬉しかったのがニワダニ支援学校の若い先生が二人も参加いただいたこと!希望を胸に老いも若きも頑張りたいと思います。