木曜日の学童の様子がDくんのお母さんのブログ「ダンケ!な毎日」に載っています。
お母さんのHさんは時々帰り際に子どもたちの様子を携帯で撮ってブログに紹介してくださっています。
Hさんは3月から東大阪の鴻池あたりで開設される児童デイサービスで働かれる予定だそうです。その名も「児童デイサービス“ダンケ”」。「ぽぽろ」にも「ぽぽろ大東」にも近いですが、身近なところにたくさんできると利用しやすくなっていいですね。事業所の改装工事なども紹介されています。いいなぁって思ったのは天井からハンモックや感覚統合遊具をつるせる金具=アンカーを設置されること。ぽぽろでも改装の時に是非とも実現したいのですが…、天井裏がどうなっているんかなぁ?
「ぽぽろ大東」も定員を超える日が続いたりしていますので、「適正規模」で分散設置されることは利用者の側からはとてもいいことです。新たに児童デイを開設したいという法人さんや株式会社が増えて今いるようで、ここ数ヶ月の間にぽぽろにも相談や見学が相次いでいます。
経営の観点も大切だけど、昨日のぽぽろは17人で振り回されてしまいました。スタッフは9人でバイトの方々も慣れてきましたが、それでも安全確保に汲々としている現状。私は「適正規模」は10人程度が望ましいと思っています。マンツーマンを必要とする子どもたちが増えれば更に規模を小さくしてもいいと思っています。
年齢差も大きい(制度上は0歳から18歳まで)ので小学生と中高生に分けるなどの配慮もいるのではないでしょうか?ぽぽろは就学前はⅠ型で分けていますが…。
平成24年4月から新しい制度である「放課後等デイサービス事業」がスタートします。3月までには制度の大まかな内容が明らかになる予定です。
現行の児童デイサービスと異なる新しい制度です。来年度中には現行の児童デイでいくのか新しい放課後等児童デイサービスでいくのか決めなければなりません。いずれにしてもこれまでの障害者自立支援法からはずれて児童福祉法にもどります。対象も現行の18歳までが20歳までとなります。ただし利用できるのは就学者です。今後の半年は新制度の動向から目が離せません。
明日は全国放課後連と厚労省との懇談会です。
全国放課後連としては新制度が「応益負担」や「日割単価」制となっているなどの問題点は今後、総合福祉法を実現させる運動の中で抜本改善を求めながら、当面は新制度に対して以下の3点の重点要求で緊急の改善を求めます。これは全国放課後連がこれまでの運動の中で国に強く申し入れてきた点です。①「報酬単価を児童デイⅠ型並みに引き上げること」②「学校への迎えにも送迎加算をつけること」③「定員による報酬単価の較差を是正すること」です。
①報酬単価が低いと人件費で調整せざるを得ず、職員が確保できないし障害の重い子どもたちや常時見守りが必要な子どもたちの受け入れが困難になるからです。②事業所から児童デイ利用者を学校に迎えに行っても、送迎加算がつきません。利用者の実費自己負担か事業所がかぶるということになっています。③たくさん受け入れるために定員を20人にすれば報酬単価がド~ンと下がって経営にひびきます。①とも関わって単価がⅠ型並みに上がって、更に20名でも同じ単価となれば定員を増やして人的体制や部屋を2つ確保するなどしたり、事業所を近く(30分以内に移動できる場所)にもう一ヶ所作って主たる事業所・従たる事業所(法令・業界用語)で一体運営することが可能になります。
ぽぽろもこうした動向を見極めながら児童デイⅠ型の「親子療育教室」をどうするのか?Ⅱ型の学童保育をどうするのか?規模(定員)をどうするのかなど見極めていかなければなりません。
新しい制度を見越して内容は様々ですが、児童デイサービスの大阪府への申請が増えているようです。来年度中に立ち上げれば、一からの新たな申請は不要なようです。
来月も奈良県から児童デイの見学と相談が予定されています。
広がれ「第三の世界」、放課後(休日・長期休業)支援の場。
それにしても児童デイという制度の変わり目(療育分野は大改革=私たちはいい方向で変わるとは決して思ってはいません)にもう一つの事業=「学ぶ作業所」の立ち上げをするわけですから、これは大変です。
体力のあるうちにと思って学校を早期退職して5年。予定ではアト1年の定年退職(結果的には60歳だったのが5年伸ばされて65歳になってしまいましたが)までに、つまりは6年の間に学齢期から青年期にかけての運動に参加して、それを広げること、担い手を育てることが私の課題でした。
制度の谷間になっている事業を掘り起こし、制度にしていく運動には少しは接近したと思っています。それは療育、学童保育分野の児童デイ。「フリースクール」は現実性のない夢物語でした。青年期の夢=課題は専攻科づくり(教育年限の延長)ですのでこれからです。「学ぶ作業所」は福祉の事業ですので始まりに過ぎません。
もう一つ、ずっと気になっていることとして肢体不自由児の分野や医療的ケアの課題があります。ぽぽろ大東では週1回の肢体不自由児向けの取り組みを入れています。肢体不自由の子どもたちを対象にした児童デイ(放課後保障)は現在の貧しすぎる制度では多くの困難が伴います。私が細く長く理事を続けてきた北摂方面の法人(旧身体障害者療護施設やケアホーム等を持つ)で児童デイサービス事業化の検討が始まります。前途多難ですが、是非とも実現させたいとおもいます。
これらのめどがついたら事業にどっぷり浸かって運動はおろか学習や研究もほとんどできずにきた生活を少しは変えたいと思っています。とにかく先ずは苦手な事業の日々の実務から解放されること。誰にともなく宜しく!
お母さんのHさんは時々帰り際に子どもたちの様子を携帯で撮ってブログに紹介してくださっています。
Hさんは3月から東大阪の鴻池あたりで開設される児童デイサービスで働かれる予定だそうです。その名も「児童デイサービス“ダンケ”」。「ぽぽろ」にも「ぽぽろ大東」にも近いですが、身近なところにたくさんできると利用しやすくなっていいですね。事業所の改装工事なども紹介されています。いいなぁって思ったのは天井からハンモックや感覚統合遊具をつるせる金具=アンカーを設置されること。ぽぽろでも改装の時に是非とも実現したいのですが…、天井裏がどうなっているんかなぁ?
「ぽぽろ大東」も定員を超える日が続いたりしていますので、「適正規模」で分散設置されることは利用者の側からはとてもいいことです。新たに児童デイを開設したいという法人さんや株式会社が増えて今いるようで、ここ数ヶ月の間にぽぽろにも相談や見学が相次いでいます。
経営の観点も大切だけど、昨日のぽぽろは17人で振り回されてしまいました。スタッフは9人でバイトの方々も慣れてきましたが、それでも安全確保に汲々としている現状。私は「適正規模」は10人程度が望ましいと思っています。マンツーマンを必要とする子どもたちが増えれば更に規模を小さくしてもいいと思っています。
年齢差も大きい(制度上は0歳から18歳まで)ので小学生と中高生に分けるなどの配慮もいるのではないでしょうか?ぽぽろは就学前はⅠ型で分けていますが…。
平成24年4月から新しい制度である「放課後等デイサービス事業」がスタートします。3月までには制度の大まかな内容が明らかになる予定です。
現行の児童デイサービスと異なる新しい制度です。来年度中には現行の児童デイでいくのか新しい放課後等児童デイサービスでいくのか決めなければなりません。いずれにしてもこれまでの障害者自立支援法からはずれて児童福祉法にもどります。対象も現行の18歳までが20歳までとなります。ただし利用できるのは就学者です。今後の半年は新制度の動向から目が離せません。
明日は全国放課後連と厚労省との懇談会です。
全国放課後連としては新制度が「応益負担」や「日割単価」制となっているなどの問題点は今後、総合福祉法を実現させる運動の中で抜本改善を求めながら、当面は新制度に対して以下の3点の重点要求で緊急の改善を求めます。これは全国放課後連がこれまでの運動の中で国に強く申し入れてきた点です。①「報酬単価を児童デイⅠ型並みに引き上げること」②「学校への迎えにも送迎加算をつけること」③「定員による報酬単価の較差を是正すること」です。
①報酬単価が低いと人件費で調整せざるを得ず、職員が確保できないし障害の重い子どもたちや常時見守りが必要な子どもたちの受け入れが困難になるからです。②事業所から児童デイ利用者を学校に迎えに行っても、送迎加算がつきません。利用者の実費自己負担か事業所がかぶるということになっています。③たくさん受け入れるために定員を20人にすれば報酬単価がド~ンと下がって経営にひびきます。①とも関わって単価がⅠ型並みに上がって、更に20名でも同じ単価となれば定員を増やして人的体制や部屋を2つ確保するなどしたり、事業所を近く(30分以内に移動できる場所)にもう一ヶ所作って主たる事業所・従たる事業所(法令・業界用語)で一体運営することが可能になります。
ぽぽろもこうした動向を見極めながら児童デイⅠ型の「親子療育教室」をどうするのか?Ⅱ型の学童保育をどうするのか?規模(定員)をどうするのかなど見極めていかなければなりません。
新しい制度を見越して内容は様々ですが、児童デイサービスの大阪府への申請が増えているようです。来年度中に立ち上げれば、一からの新たな申請は不要なようです。
来月も奈良県から児童デイの見学と相談が予定されています。
広がれ「第三の世界」、放課後(休日・長期休業)支援の場。
それにしても児童デイという制度の変わり目(療育分野は大改革=私たちはいい方向で変わるとは決して思ってはいません)にもう一つの事業=「学ぶ作業所」の立ち上げをするわけですから、これは大変です。
体力のあるうちにと思って学校を早期退職して5年。予定ではアト1年の定年退職(結果的には60歳だったのが5年伸ばされて65歳になってしまいましたが)までに、つまりは6年の間に学齢期から青年期にかけての運動に参加して、それを広げること、担い手を育てることが私の課題でした。
制度の谷間になっている事業を掘り起こし、制度にしていく運動には少しは接近したと思っています。それは療育、学童保育分野の児童デイ。「フリースクール」は現実性のない夢物語でした。青年期の夢=課題は専攻科づくり(教育年限の延長)ですのでこれからです。「学ぶ作業所」は福祉の事業ですので始まりに過ぎません。
もう一つ、ずっと気になっていることとして肢体不自由児の分野や医療的ケアの課題があります。ぽぽろ大東では週1回の肢体不自由児向けの取り組みを入れています。肢体不自由の子どもたちを対象にした児童デイ(放課後保障)は現在の貧しすぎる制度では多くの困難が伴います。私が細く長く理事を続けてきた北摂方面の法人(旧身体障害者療護施設やケアホーム等を持つ)で児童デイサービス事業化の検討が始まります。前途多難ですが、是非とも実現させたいとおもいます。
これらのめどがついたら事業にどっぷり浸かって運動はおろか学習や研究もほとんどできずにきた生活を少しは変えたいと思っています。とにかく先ずは苦手な事業の日々の実務から解放されること。誰にともなく宜しく!