大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

長期休みの利用について

2009年11月07日 | 児童デイサービス
 今日は朝からいい天気です!おっちゃんは早から半袖一枚で待っています。
 今日は月一回のスタッフMさんによる「音楽あそび教室」ですので、そろそろ「教材」をいっぱい小脇に抱えて準備するために来られる頃です。今日は風邪で一人減って16人の子どもたちです。ヤンボラの日だから受け入れ体制もバッチリです。待ってるぞー!

 さて、今日は支援センターつるみに寄って軽のワゴン車をぽぽろまで運転してきました。ぽぽろ大東のスタッフMさん宅から子ども用の机をいただくことになりました。ご主人の運転です。一家総出でありがとうございます。
 ぽぽろ大東の大阪府への届け出が昨日受理されました。12月開始はほぼ確定です。大東スタッフのHさんと行ってきました。ご苦労さまでした。

 その時に、放課後・長期休業型の児童デイをしようとすると、今の児童デイの制度に合っていなくて(というより、制度が皆さんの要求や実態に追い付いていない)、どうやって制度に乗せていくのか大阪府の担当者の方と頭を突き合わせて1時間以上も話し合いました。府の担当課の方も理解を示していただき、早く実態に即した国の放課後型デイサービスという新しい制度ができればいいとおっしゃっていました。今のところ、夏休みのあり方については双方が宿題で持ち帰りです。(他にやっているところは短い時間の訓練的な事業内容が多いようです。かろうじて午後1時~5時までというのがありました。ぽぽろのように午前10時~午後3時というのはないそうです。時期によって実施時間をころころ変えたらアカンそうです。

 日中一時支援事業が児童デイ並みの報酬単価であれば成り立つ話ですが、やっぱり市町村によって基準も単価も異なる単なる見守りの制度ではだめでしょう!国が制度化に責任をもつべきでしょう。民主党政権はこれにどう応えるか?!しっかり声を上げていきたいと思います。今月23日はこのテーマ・放課後型デイサービスについて東京で研修会があり、参加します。また、12月には国との交渉が控えています。今までは障害者自立支援法の枠内での話だったので厚労省が相手でしたが、児童福祉法の中に位置づけるべき課題なので相手は子育て支援や学童保育の拡充を言っている子育て担当の社民党・福島特命大臣直下の窓口が相手か?全会派が一致する放課後型児童デイサービス制度の制度化法案は自公政権で出されてきたものです。当事者参加で時間をかけ、しかし迅速に制度化してほしいものです。)府と相談しながら1カ月以内に方向性を出さねばなりません。また、育てる会の皆さんと相談させていただきたいと思います。

 とりあえず、冬休み学童は4日間程度しかありませんが、鶴見区のぽぽろは土曜・祝日以外は日中一時支援事業を午前10時~午後2時まで入れています。どの行政区とも1年契約なので事業は残しています。その時間帯に利用をご希望の方は申し込んでいただくことになります。児童デイは今の時間帯で残ります。この処置は冬休みだけです。大幅減収を覚悟で決断しましたのでご理解・ご協力よろしくお願いします。Ⅰ型の親子療育教室は児童デイは今まで通りですので大いにご利用ください。

 なお、ぽぽろ大東は事業所が独立する予定の4月までは水、土、祝日(但し月曜を除く)の実施となります。早ければ春休みに間に合うように3月に独立させたいと思っています。新規ご希望の方も一つ前のブログを参考に、ぽぽろ大東の方へ一度はお越しください。


大きい自分

2009年11月06日 | 児童デイサービス
 ちょっとステキないい話です!
10月15日のブログより
走り回るか指吸いしながら見ていることが多いFくんですが、造形(粘土や泥団子など)活動になると長い時間一人で集中できます。完全燃焼できるのか、このときは達成感も表情・動作に出ます。「毎日でも“造形”活動を保障してみたら…」とはこんな様子を聞くたびに言われるスタッフUさんの提案ですが…。


というわけで、粘土を用意して待っていますとFくんはもちろんのこと、Yくんも集中して遊び始めます。

Mくんも、時々覗きにきては粘土を触って、また去って行きます。(みんなのことも意識しながら、一人遊びも満喫しているMくん)



今日はYくんに焦点を当てて書いてみようと思います。

Fくん大好きexclamation2のYくん。
好きだけどどう関わったらいいのか分からず、ちょっかいをかけてはケンカになります。
この日もFくんの傍で、粘土をはじめました。

前回は、きのこパン、トンネルパンなど作ったYくん。



想像力豊かで、スタッフ皆、感心しています。

今日は、Kさんパン!!と私の顔のパンを作ってくれました。
「ほら笑ってるよ」「Kさんが泣いてるよ」「怒ってるよ!!」とYくん。
「わーKさんのパン笑ってる、めっちゃかわいいup_slow!!」とおおげさに言う私。
ケラケラ声を出して喜ぶYくんsmile

(髪を切ってますます目と口がでかくなったとUさんに言われましたが、その通りeq目と口がでかくてそっくりbikkuri






公園へ。
はじめは砂山を作ろうと思ってかeqバケツに水を汲んで運ぼうとしていましたが、Fくんがブランコに乗っていることが気になり、バケツを置いてブランコに乗りました。

Fくんが砂場へやってくると、ようやくYくんも砂場へ。
Fくんがトンネル堀りをしている間は、水を汲みに行ったり、山を壊したり。
Fくんの反応を楽しんで「怒ってる?怒ってる?」と何度も聞きます。


なぜ、毎回水汲みに徹したり、砂山を壊したりしていたのか、今日ようやく分かった気がします。
Fくんが居なくなった砂山で、トンネルを掘るYくん。down






Yくんは、手先は器用だと思うのですが、加減がうまくできないように感じます。

水を汲んできても、チョロチョロではなくてドバーッase2とかけてしまって砂山が崩れることも、スコップを力強くトンネルの中に入れてしまい、トンネルを崩してしまうこともしばしば。

加減がうまくいかずにトンネルを掘ってもすぐ壊してしまう自分と、スコップや手をうまく使って慎重にトンネルを掘るFくんとを知らず知らずのうちに比べてしまっていたのかなあ・・・。

今日、Fくんが居なくなった砂山で、トンネルを掘るYくんを見ながらそう思ったのです。



以前にも書きましたが
「大きい自分(近藤直子著 続 発達の芽をみつめて)」を皆感じたいのだと思います。大きい自分を感じたいから、やりたくても見てるだけだったり、ひいたり、誰も見ていないときにこっそりやってみたりするんだよね。
「子どもはみんな発達したがっている」とはスタッフFさんの言葉です。

Yくんももちろん発達したくて、目には見えない葛藤がたくさんあったに違いありません。exclamation2exclamation2





 以上はスタッフKさんの報告。なかなかの観察力ですね。いつもうまく書けていて感心します。任せて安心!Kさんに続くスタッフが生まれるのを楽しみにしています。事業は人なり!継続・発展も人なり!(ぽぽろ番)

お知らせ

2009年11月05日 | ノンジャンル
お待たせしました! ついにぽぽろ大東に電話がつながりました♪
072ー871ー0181です。11月中は各水曜日の午後1時から4時と、12日の木曜日・26日の木曜日午後1時から4時の間、スタッフがいます。相談等ありましたら、遠慮なくご連絡くださいね。



みんなでぽぽろ大東をきれいに!

12日午後2時から3時頃まで建物周辺の清曹ノご協力ください。お迎え前の短時間でもかまいません。よろしく~☆