京都嵯峨野にある「あだしの念仏寺」は西院の河原が有名だ。
昔から風葬の地で、故人を偲んで石仏や石塔が作られるようなる。
明治期になり無縁仏となり散乱していた石仏、小石塔を地域の方々が掘り起こし並べ、供養した。
嵯峨嵐山駅で下車しバスの時刻を確認すると40分ほど待たねばならない。
歩くには遠いが、それでもバスを待つ間に到着するので、歩き出す。
京都の東山と同様に山に向かい歩くが、また東山とは別の風情があり徒歩でも十分楽しめる。
西院の河原は足を踏み入れることができるが、軽々しく立ち入ってはならない気がした。
最後にトイレに向かうとこれまた風情のある竹で編んだゴミ箱があり青いゴミ袋が被せてあった。
自分ならこのゴミ容器に被せるゴミ袋は何を提案するか考える。
月並みに透明だろうと思う。
ゴミ袋にも風情が必要だが、それは無理な注文だろう。