フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

Mahilap na man po

2024-06-12 | フィリピン

なぜ多くのフィリピン人は貧しいのか?

どうすれば貧しくならないのか?

 

1) フィリピン人は楽天的な人種で、必要以上に散財する傾向がある。

フィリピン人が100ペソ持っていたら、125ペソ使うというジョークがある。25 ペソは借金して調達する。貧しくないのがおかしい。

大型モールがここで利益を上げているのも不思議ではない。 Bili mo ko nyanといって明日の食事も顧みず買い物をせずにはいられない。

 

2) フィリピン人は経済的な責任感がない。

貯金をするのは大変なことだ。多くの人々は銀行口座すら持っていない。銀行にお金があっても、請求書やローン、日常生活で必要なものを支払うためにすぐに使ってしまう。

 

3)多くのフィリピン人は働かない。

どの家庭にも稼ぎ手がいて、経済的にその人に依存している。母親が働いて、失業中の役立たずの夫、下の子の教育、上の子の家庭を支えるのはごく普通のことだ。まるで重荷を背負った獣に見える。カラバオがフィリピンの国獣であるのも不思議ではない。貧しくないわけがない。

 

4)多くのフィリピン人は低学歴である。フィリピンの親は子供の教育にほとんど関心がない。優先順位が低いのだ。

公立学校は無料であるにもかかわらず、大半は「経済的困難」を理由に高校すら卒業していない。フィリピンではある位程度の学歴がないとも仕事に就くのが難しい。

問題は子供が多すぎることだ。学校は無料でも、学校のプロジェクトにはお金が必要だ。1日610ペソ以下の収入で7人の子供がいれば、学校のプロジェクトのためのお金は充当できない。

だから、家族の中で賢い子供が就学、残りの子供たちは賢い子供たちのために犠牲になる。そして、家族全員が賢い子供に希望を託す。なぜなら、7人全員の子供を学校に通わせるには、本当にお金が足りないからだ。優先順位をつけようがつけまいが、経済的な問題で学校教育を中断せざるを得ないのだ。

 

5)多くのフィリピン人は早く出産する。

10代の妊娠は非常に多い。貧しい地域ほど子供が多い。家族計画はほとんどない。10人の兄弟がいることも決して不思議ではない。フィリピンは赤ちゃん工場のドキュメンタリーを見れば、そのひどさがわかる。

未成年者の早い出産が社会問題化している。

20歳くらいの女性に質問してみると、シングルマザーの多さに驚くことが多い。

 

6) 仕事を見つけることができるフィリピン人は、その仕事を続ける方法を知らない。

無断欠勤が非常に多い。通勤費がない、個人的な問題がある、通勤路で洪水が起きた、あるいは単に仕事をやめたかった、などという最もくだらない理由で、人々は予告なしに退職する。その多くは正社員ではなく、多くが派遣工で、多くが6ヶ月で契約を解約されることが多い。

 

7) 仕事を続けるフィリピン人は、親族から金をせびられ続ける犠牲者になっていることに気づく。

海外の外国人労働者によくあることだ。海外フィリピン人労働者は、外国で命を削って働いた後でも、母国の家族全員を養わなければならない。バリクバヤンの箱は、詰めるのにも送るのにもお金がかかる。働く者は食事まで制限、家族のもとへ送金をする。

「Ganyan talaga Ang buhay」と犠牲を諦めている。

 

8) 政府は腐敗しきっている。

政治家は配下の者からお金を集める。だからこの国では何一つ成し遂げられない。

請負業者は賄賂と汚職でプロジェクトを獲得する。仕事の質は杜撰で、割り当てられた資金がプロジェクトに十分に使われていない。請負業者は契約通りの仕事をしない。ダラダラと時間をかけて仕事をするので、別のプロジェクト要員に帰られることもある。とにかく工期の計画が難しい。

その管理者の質が低く、なぜそうしなくてはいけないか理解できないこともある。

 

9) フィリピン人は不平不満を言うのが大好きだが、変化を起こすのは自分たちの問題ではないと思っている。

スラムの住人が、隣人がゴミを捨てることに文句を言うという話がある。しかし、ゴミを捨てる場所を尋ねると、自分たちもそこに捨てていた。ゴミを片付けるのは自分たちの問題ではないと思っている。それなのに、自分たちの国をめちゃくちゃにする他の人々には文句を言う。矛盾を水かあらつくっている傾向が強い。

 

10) フィリピン人は問題がわかっているにもかかわらず、変革を促すことにあまり関心がない。フィリピン語では「バハラ・ナ」と言う。

現状に慣れすぎていて、この生活の質が普通だと感じている。「que sera sera 」なのだ。なるようにしかならない。と割り切っている。

 

このような環境で貧しくないわけがない。

フィリピン人が貧しい理由は山ほどある。政府が腐敗している。インフラが貧弱。国民は怠惰だ。そして、多くの子供たちはその貧困問題を受け継ぐことになる。それが文化であり、国の運営方法とも思われる。

海外フィリピン人労働者をOFW(Overseas Filipino. Workers)という。

OFW受入れ協定国は、世界56ヵ国といわれているが実際は華僑かフィリピン人かと言うほど世界各国へ出かけている。締結国とフィリピンとの間には経済交流がありフィリピン労働者の海外出稼ぎ先からの送金活動は、フィリピン経済を活性化させ、2023年度の海外からの総金額は334.91億ドル。銀行を介しての金額であるが、実際には地下銀行はじめ未登録の就労者を含めると国家予算のおそらく1/3くらいを占めている可能性がある。

2023年、フィリピン海外雇用局・POEAの公表する200万人ともいわれる。

GDPの約1割に相当するフィリピン海外労働者からの送金額は、コロナの影響でフィリピン経済に一時大きく影響を及ぼしたが、現在は回復の兆しを示している。

しかし、OFWの悲劇とも言える、家族の一員が OFWで就労した後の家族は、遊びほけるなど、貧困から脱出する傾向が見受けられない。

フィリピン人はずっと貧しいままで、国全体が立ち直るには貧困が根付いていて、貧困さが非常に激しく、改革する強力なリーダーもいない。

とはいえ、この連鎖を断ち切った少数派フィリピン人もいる。多くのフィリピン人は国内外で尊敬され、賞賛される事もある。

しかし、ほとんどのフィリピン人は貧しいままだ。フィリピンの現実です。

あくまでも個人的な見解で書いています。

全てがこのような環境でないことを書き添えさせていただくます。

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